富山はここ数日、ちょっと季節が逆戻り…最低気温が連日氷点下まで下がり、朝は道路がアイスバーン状態になっています。
車を運転している際もブレーキやハンドル操作を慎重に行わないと確実にスリップしてしまう状況ですし、昨日は学校の近くで事故もあったみたいです…。
昨日,そして今朝もうっすらと雪が積もったのですが、今日はお昼頃から陽射しが戻ってきましたので、もうかなり融けてくれましたよ~。
今冬は厳しい寒さが長続きする事がありませんし、雪も少し積もっては融けるをくり返す感じですので、むしろ例年よりも穏やかな感じがするなぁ。
とはいえ、それは平野部の話…昨冬よりは積雪量が少ないとはいえ、山間部にはまだまだ銀世界が広がっています。
久しぶりに朝から青空が広がった2月6日、お昼過ぎからちょっと年休を取って、剱岳にいちばん近い山里の上市町・伊折地区に出かけてまいりました。
この日は3月中旬並みにあたたかい日だったのですが、2月初めの剱岳山麓は一面に銀世界が広がる冬そのもの。
ただ積雪は数十センチ程度とこの時季としてはかなり少なく、しっかりした長靴を履いていれば充分歩けそうな感じ…積もっている雪をかき分けて、早月川のほとりまで下りてみました。
雪融けの季節の“北アルプスブルー”ではないとはいえ、剱・立山の峰々に源を発する川の流れは清流そのもの。
山麓をおおう白い雪が解けた雫に負けず劣らずの透明度ですし、眼前にそびえ立つ標高2,999Mの剱岳も『神々の座』に相応しい、白銀に輝く荘厳な冬の姿を魅せてくれていました!!
好天にも関わらず、私の他に人の姿はなし…剱岳山麓のとびきり美しい冬のひととき、独り占めする事が出来ましたよ~!!
続きはまた後日、ご紹介させていただきますね。
さてさて、実はこの冬は白銀に輝く北アルプスの峰々に加えて『歴史の旅』もちょっと楽しんでおります♪
今月初めの京都に先駆けて、昨年末の冬休みには12年ぶりに奈良へも出かけてまいりましたので、その際の様子も何回かに分けてご紹介させていただきたいと思います。
2010年の夏、平城京遷都1300年記念の年に訪れて以来、本当に久しぶりに赴いた奈良…最初に立ち寄ったのはこちら、東大寺です。
歴史の教科書でも必ず登場する東大寺…743年、聖武天皇によって大仏建立の詔が出された後、752年に奈良の大仏様(毘盧遮那仏)が完成して開眼法要がとり行われ、今日に伝えられています。
鎌倉時代の仏師、運慶,快慶らによって彫られた金剛力士像(口を開けているのが阿形像,閉じているのが吽形像です)が立つ南大門を通り、大仏殿へと進んでいきます。
大仏殿が見えてきました。
参拝客と比較してもその巨大さがお分かりいただけるかと思うのですが、奈良時代の創建当初の大仏殿はこれよりもさらに大きかったそうですね。
外国の方の姿もあちこちで見かけましたし、新型コロナ前の賑わいがほぼ戻ってきている感じだったなぁ。
奈良の大仏様とも久しぶりの再会です。
背丈は実に10数メートル、重機も無い時代にこれだけの大きさの仏像をよく創り上げたものですよね~。
ちなみに大仏様、二度も火災に見舞われてしまっているため、つくられた当初のままの部位は台座などのごく一部分だけなのだとか…それでも貴重なものである事に変わりはありませんよね。
金象嵌で絵が描かれているのがお分かりいただけますでしょうか。
大仏殿をぐるっと一周します。
大仏様の後ろのほうはこんな感じになっており、柱にしっかり固定されています。
新型コロナ禍継続中でしたし、有名な柱の穴くぐりは出来ないようになっていました(でも、きっともうすぐ解禁でしょうね)。
大仏殿の参拝を終え、鮮やかな赤色に塗られた回廊を眺めながら二月堂に向かいます。
さすがは東大寺…大仏様だけでなく、鐘楼(梵鐘をおさめた建物)や梵鐘(寺院の釣鐘)もビッグサイズでしたよ~!!
奥の階段を登れば二月堂が見えてくるのですが…この方たちが参道を“占拠”していました(笑)。
狙いはきっと→(笑)、おせんべいをあげたら通してくれました(あげなくても、そっと通れば大丈夫だと思います)。
東大寺の二月堂。
お水取りのお祀りの際に松明から火の粉が激しく舞う様子はよく知られていますし、実際に見るとものすごく壮観なのでしょうね。
法華堂も拝観させていただきました。
こちらの御堂の中にも貴重な仏像が祀られていますので、見ごたえがありますよ。
こちらは大切な経典や宝物などをおさめるために使われていた建物なのだそうです。
正倉院も見学してきました。
かつてはこのような倉が幾つもあったのだそうですが、現存しているのは奈良時代につくられたこちらの建物だけなのだそうです。
東大寺を含む奈良公園、あちこちでごく普通に鹿を見かけます(ちなみに“飼い鹿”ではなく、全部野生の鹿なのだそうです)。
奈良旅行の続きも後日、ご紹介させていただきますね。