蒼い海の向こうにそびえ立つ白銀の峰々…冬の高岡市・雨晴海岸からのぞむ剱・立山の峰々[2] | H・てつののんびりブログ♪

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黒部市内の公立小学校に勤務しています。地元の富山やお隣信州の北アルプスの風景,春夏秋冬の季節の話題,日常の出来事などを中心に綴っています。

前回のブログの続きになります。

 

冬、12月から2月にかけての富山は雪や冷たい雨の降る日が何日も続き、空も暗く重苦しい鉛色の雪雲におおわれ続ける事になります。

そんな冬の富山に時折訪れる快晴の日…それは北アルプス剱・立山の峰々が他のどの季節よりも美しく、神々しい姿を魅せてくれる日でもあります。

 

12月3日の高岡市・雨晴海岸から眺めた際も、澄みわたる青い空のもとで白い雪を輝かせる標高3,000M級の峰々が荘厳な姿でそびえ立っていましたよ~!!

寒ブリやベニズワイガニなどのキトキトの(富山弁で新鮮な,活きがいいという意味です)海の幸を育んでくれる蒼い富山湾…この日の表情は冬にしては比較的穏やかなだったものの、時々はざば~~ん!!と波しぶきがあがるような大きな波も打ち寄せていました。

 

雨晴海岸は富山湾越しに標高3,000M級の山脈をのぞむ事が出来る、富山県内屈指の絶景ポイントです。

富山は峰と海との距離がとっても近いとはいえ、剱岳,立山の山頂から雨晴海岸までは直線距離で60㎞前後は離れていますので、よほど気象条件に恵まれた日でないと峰々が霞んだようになってしまい、インスタ映え度がいまひとつになってしまうのです…。

 

その点この日はこのとおり、剱岳や北方稜線の岩稜に刻み込まれた深く険しい谷もくっきり!!

1か月に2,3日もあるかないかくらいの、文句なしの素晴らしい眺望でしたよ~!!

 

海に浮かぶ大きな岩は『女岩』と呼ばれる雨晴海岸のシンボル的存在…私は女岩の向こうに剱岳をのぞむ事が出来るこちらのスポットが大好きでして、たいていこちらから眺めたり撮ったりする事が多いです♪

ただし、波が容赦なく襲いかかってくる場所でもありますので、長靴履きでないとちょっと厳しいかもしれません。

 

この冬の絶景を求めて、波打ち際は大盛況でしたよ~。

道の駅の駐車場もほぼ満車に近い状態でしたし、大型観光バスの姿も見かけたなぁ。

ツアー旅行に参加されている方々だったようにお見受けしましたが…本当にいい日にいらっしゃいましたね!!

これだけの好条件の日はそう簡単には巡ってきませんし、富山県民でもなかなか目にする事の出来ない“海からの山岳景観”なんですよ~。

 

大きな2本の松の木が生えたこちらの岩は『義経岩』…その名のとおり、源義経に由来する岩です。

 

平家を滅亡に追い込んだ後に兄の源頼朝と対立し、その結果追われる身となって奥州藤原氏のもとに逃亡する事を余儀なくされた義経とその家臣たち。

その義経一行がこの地を訪れたという話が伝えられていまして、その際ににわか雨に遭い、この岩の下で雨宿りをした事からこの地が『雨晴(あまはらし)』と呼ばれるようになったのだそうです。

 

義経岩の下には確かに大人数人がかがんで入れるくらいの空間がありますし、そんな伝説を彷彿とさせてくれます。

義経たちはこの風景を眺めて、いったい何を思ったのかなぁ…大好評だった今年の大河ドラマ『鎌倉殿の13人』の前半部分ともちょっとだけかぶりますし、絶景とともに歴史ロマンにひたってみるもの一興かもしれませんね。

 

この後は富山市の『立山あおぐ特等席』呉羽山に向かいました。

続きはまた後日ご紹介させていただきますね。

 

さてさて、富山でも一昨日から昨夜にかけては雪が断続的に降り続いたのですが、お亡くなりになる方も出るくらいの大変な大雪に見舞われている新潟県や東北地方などに比べますと積雪量はかなり少なめ…平野部では多い所でも30センチ程度にとどまりました。

今日は少し気温が上がって雪から雨に変わった事もあり、道路の雪はもうほぼ融けきっています。

 

とはいえ、一昨日12月18日は雪が結構強く降りしきっていましたので、必要な買い物以外の外出はせずに自宅の大掃除と年賀状作成をすすめました。

おかげで大掃除は玄関以外はだいたい終える事が出来ましたし、年賀状も自分のぶん,家族のぶんともに印刷完了!!

自分のぶんは手書きメッセージを書き添えたうえで昨日投函してきましたよ~。

 

これで年頭のご挨拶、元旦に確実にお届けする事が出来ます。