前回のブログの続きになります。
奥穂高岳や槍ヶ岳などへの登山口でもある横尾からは、徳沢と同様に前穂高岳の稜線を眼前にのぞむ事が出来ます。
特に涸沢方面へ向かう際に渡る横尾大橋からは、清らかな雪融け水が流れる梓川との共演を楽しむ事が出来ますので、私もいつも橋の上に立ってカメラを構えております(笑)。
5月半ば過ぎに訪れた際も、前穂高岳が晩春の陽射しに白い残雪を輝かせており、芽吹き始めた木々の緑と北アルプスブルーの清流とともに美しい山岳景観を描き出してくれていましたよ~!!
同じ峰でも眺める場所によってその印象がずいぶん変わるものですし、この前穂高岳も徳沢から横尾に向かうにつれて刻々とその姿を変えていきます。
そんな山容の移ろいを楽しみながら歩くのも、上高地トレッキングの醍醐味だと思います♪
ちなみに梓川、横尾より上流部では『槍沢』という呼び方に変わります。
徳沢から横尾へと続く小径でも、至る所で白く可憐なニリンソウのお花畑に出会う事が出来ますよ~!!
雪が融けるとすぐに芽吹いてきて咲き始めますので、降雪が少なかった年には陽当たりの良い場所では5月初め頃にチラホラ開花し始める事もあるそうですね。
4月下旬の横尾はまだまだ冬の装い…陽があまり当たらない場所には大量の雪が融け残っていますし、前穂高岳も白く神々く輝く姿を魅せてくれます。
水の青さも透明度もすごいなぁ…これぞ混じりけのない、北アルプスの雪融け水の色です。
続きはまた後日、ご紹介させていただきますね。
それでは後半は今回も、7月9日に出かけてきました南砺市の五箇山・相倉合掌集落の風景などをご紹介させていただきたいと思います。
集落内には見晴らしの良いビューポイントが何か所か整備されていまして、茅葺き三角屋根の合掌造り家屋が建ち並ぶ様子を一望する事が出来ます。
送電線などもほとんど気になりませんし、どこか懐かしく、自然と郷愁を誘われる素敵な風景が目の前に広がります。
集落内をゆっくり歩いて、自分のお気に入りの風景を探してみるのもいいものかもしれませんね。
こちらの合掌造りの建物、実は民家ではなく寺院なのです。
玄関前に立派な彫刻が施されていたりと、やっぱり家屋とは少し趣が異なるものですね。
山間地に位置しているために平坦な場所が少ない五箇山…狭い土地も田畑として無駄なく利用されています。
こちらの緑色が濃い場所には稲が植えられています。
玄関先には七夕飾りと…草鞋(わらじ)やわらぐつ,蓑(みの)にかんじきなど様々な民具が。
さすがに今は使われていないのでしょうが、すごく素敵なインテリアですよね~。
建物内を見学可能な民宿の玄関先にあった素敵な寄せ植え♪
昨日からお盆休みがスタートしましたね。
こちら富山では時折晴れ間はあるものの雲が多いスッキリしない空模様でして、せっかく姿を魅せてくれた剱・立山連峰もイマイチ映えない感じです。
明日以降もしばらく曇りや雨の日が続くとの予報が出されていますし、当分暑さ以外は夏らしさを実感しにくくなるかもしれません。