前回のブログの続きになります。
1月8日、富山市の『立山あおぐ特等席』呉羽山からのぞむ、白く輝く雪をまとった標高2,999Mの剱岳。
冬は青空も空気も澄みきっていますので、鋭く荒々しい稜線はもちろんの事、その峰に深く刻み込まれた谷筋までもしっかり確認する事が出来ます。
眼下に広がる街並みはJR富山駅の駅北地区でして、オフィスビルやホテルなどの高層ビルも多く建つエリアなのですが、剱岳の圧倒的な存在感には到底かないません。
富山の街の向こうに屏風のようにそびえ立つ標高3,000M級の剱・立山の峰々…まるで私達の暮らす街や里を守ってくれているようにも思えてきます。
いちばん右下に見えているコンクリートの橋は北陸新幹線の高架橋でして、時折車両が駅を発着する様子を見る事も出来るんですよ~。
またこの日は上市町の山あいにある剱岳絶景ポイントにも足を運びましたので、そちらからの風景も後日ご紹介させていただきますね。
さて、今日1月16日の富山は厳しい寒さも一時緩み、雪ではなく雨がパラつく空模様となりました。
先日降り積もった雪もほぼ融けて地面がのぞいてきていましたので、黒部市内某所で“一足(かなり?)早い春探し”をしてまいりました。
雪融けが早く進んだのり面にじっと目を凝らして…あっ、見つけました!!
まだ5,6ミリ程度、ほんのちょっと頭をのぞかせているだけなのですが、間違いなくつくしの芽です!!
おそらくほぼ誰にも知られていない場所だと思うのですが、こののり面ではどういうワケかつくしがいち早く芽吹き始め、一年中でいちばん寒さが厳しい今の時期にはもう姿を見る事が出来るのです。
富山は今週前半も本格的な雪になりそうですし、冬もまだまだ続いてまいりますが、よ~く五感を研ぎ澄ませてみると…春を待つ生命の息吹もいろんなところから感じられるものですね。