先日、
ホームセンターで見つけて
買った紫陽花 (あじさい)
京都の宇治
近鉄沿線沿いの
小さな町の
住宅街で育った私。
我が家の庭には
6月には
紫陽花の花が
沢山咲いていた。
薄青色の、まさにこんなアジサイ。
ガーデニングなんて
言葉もない時代。
猫の額ほどの
狭い狭い庭に
手入れせずとも
わしゃわしゃと
枝を伸ばし、次々と花を咲かせていた。
通学前、
「お花持っていくか〜?」
と
母の声。
前掛けに
つっかけで
庭に出た
母は
バチバチと
アジサイの枝を無造作に
切り、
広げた新聞紙で
クルクルと巻いた。
斜めに巻くと、
なんか
特別な花束みたいになる。
赤いランドセルに、
薄青色のアジサイの花束を
両手いっぱいに抱えて
学校へ急ぐ。
苦手な先生でも、
お花を見ると
笑顔になって
急いで花瓶にいけてくれた。
授業中、
ぼんやりしながら
時々
アジサイの方を見やる。👀
あの花
私が持ってきたアジサイやな〜
と1人でちょっと嬉しかった。
いじめられることもあった。
目立てへんし
くそ真面目なだけの
小学生だった私。
精神的ストレスか
夜眠れないことや
寝言を叫ぶという
心配な頃こともあった子やった。
一年に何回か
そうして
アジサイを届けていたことを
懐かしく思い出した。
さあ
一緒に
元気出して行こう!
と
青の優しい花たちに
背中を押してもらってたんかも
しれへん。
いやきっとそうやわ。
ありがとう