本日、2023年12月期(第16期)第1Qの決算発表を行いました。
詳細は決算説明資料にて解説しておりますが、私の方でもポイントを絞って補足的に説明したいと思います。
まずは第1Q業績の振り返りですが、
売上高は3,845百万円(前期比+2,422百万円/YoY+170.3%)、営業利益は387百万円(前期比+278百万円/YoY+256.3%)となりました。
また、通期の進捗率でみると、売上が28.1%、営業利益が38.7%の進捗となっています。
第1Qを一言で総括すると、”順調”です。
その要因は大きく2つです。
1つは、以前より仕掛っていた案件が1Qに12棟竣工したこと。
アセットマネジメント事業においては、竣工した12棟のうち、建売での販売が3件あったことから、トップラインが上がり、前期比170.3%増となりました。
このほか、販売件数の増加に伴い、不動産商品としての売上(土地、設計、建築)も増加しています。
また、プロパティマネジメント事業、エネルギー事業においては、12棟の竣工や新規での管理受注に伴い、管理戸数は643戸増加、ガス設備管理戸数は536戸増加しました。
ちなみに管理戸数とガス設備管理戸数の数値がリンクしていないのは、現時点において沖縄エリアはエネルギー事業を行っていないためです。
プロパティマネジメント事業、エネルギー事業はアセットマネジメント事業に比べると、売上に占める割合は小さいですが、コツコツと利益を積み重ねる安定的なストック収入として、着々とその基盤を固めています。このストック収入も当社の強みの一つです。
もう1つは、仕入が順調に行えていることです。
おかげさまで福岡、熊本、沖縄の各エリアにおいて、コンスタントに用地を仕入れることができています。
とくに”熊本”が順調です。
その背景としては、やはり”TSMC”の熊本進出の影響が大きいですね。
TSMCに関連するニュースは、メディア等で目や耳にする機会も多いかもしれませんが、熊本市隣接の菊陽町へ、世界最大の専業半導体ファンドリーであるTSMCの進出により、地価の上昇と、菊陽町での将来推計人口が増加の見込となっています。
また、TSMC関連企業の進出も見込まれており、周辺エリアでの賃貸ニーズは今後も増える見通しです。
その結果として、今や熊本では用地の争奪戦となっているわけですが、当社は熊本が創業の地である強みをここぞとばかりに活かして、激しい仕入競争の中でも順調に仕入れることができています。
おかげさまで、現在熊本では、TSMC関連の住宅需要が高まっている菊陽エリア3件を含め、7件のプロジェクトが進行中。今後も積極的に仕入れを行っていきます。
その中でも、TSMCの進出による人口の増加が菊陽エリアだけでなく、周辺エリアにも波及することを予測し、TSMCの工場まで車でも、電車でもアクセスのよいエリアである”南熊本”エリアにおいて、当社グループ史上最大となる”南熊本3丁目”プロジェクトをスタートさせます。
こちらは1LDK36戸、3LDK48戸。延床面積は約6,000㎡となっており、規模、総工費ともに過去最大となっています。
完成は2025年春の予定です!
逼迫する住宅ニーズに対して、当社の”いい住まい”を提供することにより、地元経済の発展にも貢献していければと思っています。
上記状況を踏まえ、熊本エリア商品に関する不動産投資家からのお問合せも増えてきています。
これは”エリア”を商品ラインナップとして、エリア展開をしている当社の強みが活かせている結果なのですが、長くなりそうなのでこのあたりはまた改めて書きたいと思います。