本日下方修正を出させていただきました。創業以来12期連続(決算期変更時以外)で継続していた増収増益も事実上途切れたことになります。
下方修正の理由はこちらをご覧ください。
まずは株主の皆様、申し訳ございません。
コロナによる当社の影響は軽微であると私自身考えていましたが、日本、いえ世界的な経済活動の停滞は我々の業界にも影響を及ぼし数カ月の空白の期間が生まれてしまいました。我々のビジネスモデルは一般的なデベロッパーと違い完成物を販売するわけではなく、基本的にその期に仕入れた土地を販売し、設計、建築、募集、管理の各工程につながっていきます。コロナ禍における営業活動の停滞は仕入れ活動を遅らせ、結果的に全ての工程に影響を及ぼし、今期中の売り上げ利益を押し下げ、予算を達成することが困難となりました。
また転職市場の停滞による建築士確保の遅れ、インバウンド向けホテルの撤退、東京支社延期によるコストのみの発生など、コロナの影響は多岐に渡りました。
今期においては上記の要因により下方修正を出す事となりましたが、賃貸マンション自体はコロナ禍においても高い入居率を保ち、滞納等の問題もなく運営できている為、やはり安定資産だと確信しています。当社においても短期的には影響はありましたが、基本的には時期がスライドしたことによるもので、コロナの影響はマイナスばかりではなく、中期的にはプラスに働く面も出てくるのではと考えています。
コロナだから仕方ないと言い訳をするつもりはありませんし、どのような環境でも結果を出すのがリーダー、経営者の役割だと思っています。
創業以来の増収増益は途切れてしまいますが、これをポジティブに考えて目先だけではない投資にも目を向け、企業価値を高めていくつもりです。
今期最後までやり抜き、また増収増益を繰り返す強い会社になりたいと思います。