スタンフォード式 最高の睡眠 | ~K.Y日記~

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読書の話が中心です。
暇でどうしようもないときに立ち寄っていただけると嬉しいです。
実は医療従事者です。

休日は「今日は本当に休みでいいんだろうか」と少しだけドキドキすることがあります。
どうも、僕です。
スマホのカレンダーをチェックして安心するようにしています。

そんな話は置いといて。

西野精治さんの
「スタンフォード式最高の睡眠」
を読みました。
睡眠の大切さを、論理的に書いてある本で、とても勉強になりました。
眠れない方、眠りが浅い方、とてもオススメします。

以下、ネタバレと個人的な解釈を含むことが書いてありますので、購入される方は注意してください。



"しかし、私たち眠りの研究者は、睡眠が足りてない状態を、「睡眠不足」ではなく、「睡眠負債」という言葉を使って表現する"



ここまでの僕の解釈
断眠が古くは拷問とされていた時代もあったようです。
そう考えると、今まで、自分で自分に拷問をしていたような気がしてきました。



"眠りにはレム睡眠(脳は起きていて身体が眠っている睡眠)とノンレム睡眠(脳も身体も眠っている睡眠)の2種類があり、それを繰り返しながら眠っている"

"「最初のノンレム睡眠」をいかに深くするかということ"

"黄金の90分で訪れる深いノンレム睡眠は嫌な記憶を消去する"



ここまでの僕の解釈・感想

本によると睡眠の始めにノンレム睡眠が訪れ、その後はレム睡眠と周期的に交互に入れ替わっていくようです。
そのなかでも、最初の90分程のノンレム睡眠が最も大切とのことです。
最も深い睡眠で、良質なホルモンが分泌され、嫌な記憶を忘れさせてくれるようです。
ちなみに、朝方になるにつれ、レム睡眠の割合が高くなっていくようです。



"大切なのは皮膚温度と深部体温の差を縮めること。そのためにはまず、皮膚温度をあげ、熱放散をして深部体温を下げなければならないのだ。"

"つまり、寝る90分前に入浴を済ませておけば、その後、さらに深部体温が下がっていき、皮膚温度との差も縮まり、スムーズに入眠できるということだ"

"単調な状況だと頭を使わないから脳は考えることをやめ、退屈して眠くなる"

"また、「夜間の豆電球程度の明かりが、肥満や脂質代謝異常のリスクも増やす」という報告もある"



僕の解釈・感想

眠りの始めの90分が大切なのは理解しても、じゃあどうすれば良いか、という問題が出てきますが、その話もきちんと説明されてました。

通常、身体は内臓などの深部体温の方が皮膚などの表面温度より、2度ほど高いようです。
脳や内臓はずっと動き続けていることを考えると納得できます。
睡眠中は、内臓も脳も、無理しなくて良いので、温度が少し下がるようです。
夜になるに従い、深部体温は下がっていきます。
つまり、表面温度と深部体温の差が縮まるわけです。

これをふまえ、体温が上がると下げようとする働きを利用して、寝る90分前に入浴すると良いようです。
90分ほどで、深部体温が下がり始め、結果的に眠りに適した温度になり眠くなるようです。

忙しい現代社会なので、入浴が無理な方は、逆に深部体温を上げすぎないように、シャワーのみで済ませると良いとのことです。

夜には頭を使わないように、無駄なことを考えないようにするとよいようです。
文字通り頭に血が昇ることは極力避けなければなりません。
夜になると嫌な事って考えてしまったり、思い出してしまうので、注意しないといけないですね。

自分は今まで、朝日を浴びて起きられるように、カーテンを開けて寝ていましたが、今では、少しだけカーテンを開けるだけにして寝ています。(寝坊したら怖いから少しだけ開けてますw)


この本を読んだ僕の現在の睡眠に関する解釈は
とにかく最初のノンレム睡眠を充実させる努力をすること、これです。