7月に入り、芳賀路は蒸し暑い日が続いています。

 

そんな里山に、夏の山野草が咲き出しました。

(撮影は6月中旬~7月2日)

 

花を求めて、暑さに負けず、近所や町内を散策してみました。

散策には虫刺され対策の為、長袖。

毒ヘビのマムシ対策の為、長靴は必須アイテム。

なので、暑さ倍増。2時間も歩くとぐったりです。

 

 

まずはこちら、イチヤクソウ「一薬草」(ツツジ科)の花。

この花、草丈15㎝程なので、肘ついて地面すれすれで撮影。

 

こちらも地面すれすれに咲いてるウメガサソウ「梅笠草」(ツツジ科)

この花は、当町では非常に少ない希少な花です。

 

ママコナ(ハマウツボ科)

 

漢字で書くと「飯子菜」

花弁に2つ並んだ白い膨らみが米粒に見える事からこの名がついたんだそう。

 

ウツボグサ「靭草」(シソ科)

 

アップにすると美しい花です。

 

ネジバナ「捩花」(ラン科)の大群落を見つけました。

一面のネジバナは圧巻です。

 

カキラン「柿蘭」(ラン科)

栃木県では絶滅危惧種になっている希少な植物。

ラン科らしく、美しい花です。

柿の実の色に似る事からこの名がついた。

 

オオバノトンボソウ「大葉蜻蛉草」(ラン科)

緑色の花を咲かせるラン科の花。

花、トンボに似ている?かな。

 

ジガバチソウ「似我蜂草」(ラン科)

こちらも栃木県では絶滅危惧種に指定されています。

この花も、ジガバチに似ているかな。

 

チダケサシ「乳茸刺」(ユキノシタ科)

この茎にチチタケを刺して持ち帰ったという事でこの名が付いたんだそうで、この花が咲くと、いよいよ栃木名物チタケの出る季節到来です。

 

オカトラノオ「丘虎の尾」(サクラソウ科)

花、トラの尾に見えましたか?

猫の尻尾位だって・・・

 

クサレダマ「草連玉」(サクラソウ科)

この花の名前、区切るとこ間違えないで下さい。

クサレ ダマ(腐玉)ではありません。

クサ レダマ(草連玉)です。

 

黄色い花が、樹木のレダマ(連玉)の花に似る事から、草本なので草を付けてクサレダマになったそうです。

 

クサレダマの群生。

ヘクソカズラに次ぐ、可哀そうな名前のクサレダマですが、

水面に映る、リフレクションが素敵でした。

 

バックをシャドーで真っ黒にして。

美しいですね。

 

昼間、美しかったので、夜にヘイケボタルとクサレダマをコラボしようと再訪。

ばっちりホタルが飛んでくれました。

ホタルは終盤。

数は減ったがまだ飛んでいます(7月2日撮影)

 

暑さに負けず、散策しましたが、里山にひっそりと咲く山野草に沢山出会う事が出来ました。

夜はホタルも。