祖母97歳 | オッチョコかあちゃん研究所 〜食物アレルギーっ子と楽しい生活〜

オッチョコかあちゃん研究所 〜食物アレルギーっ子と楽しい生活〜

果物アレルギー長女と卵ナッツアレルギー長男の2人が一緒に美味しく食べられるオヤツとご飯を求める研究日誌。時々趣味とか仕事の話とかマイペースで更新します。

私の祖母97歳
3年前に転んで太腿の骨折して
車椅子→施設→認知症
(しかし可愛い小ボケなの💕)

半年前に車椅子から歩こうとして
反対側骨折→手術→誤嚥性肺炎→復活
→家族が胃ろう拒否→療養病院入院
→『食べたく無い』と食べてくれない
→中心静脈栄養法というちょっと高度な点滴


復活してくれたのは奇跡でしたが
今後どうするのかを悩んでいるらしい。
(祖母は叔父家族と同居してたので
決定権は叔父家族にある。
唯一の医療者の私ですが蚊帳の外です)

母は在宅で見てやりたいと言ってるけど…
確かに家に帰ったら食べる人もいるけど


私はクールすぎるので
本当に医療的な事で困った時だけ
母から相談が来るんだけど
(普段は姉が頼られる)

それぞれのリスクのみ伝えた。


癌とか内臓の疾患がまったく無いので
もちろん食べられるようになれば1番いい。
家に帰ると食べる人も居るのは事実。
でも内臓疾患が無いので
食べるようになると長生きするので
何年介護生活が続くかわからない。

入院して点滴がこの先も続くなら
点滴のせいで内臓に負担がかかるのと
点滴の刺入部感染のリスクもある事。
ずっと点滴を続ける事はできない事も。
点滴を続けるなら
療養病院を転々とする可能性もあるが
それが家の近くの病院とも限らない。

あと、無駄な終末期の点滴は
身体をブヨブヨにするので
旅立ちの時の見た目が非常に…


胃ろうは嫌だと言うけれど
胃ろうがあっても食べる事はできる。
ただ、無駄に永らえる可能性もある。
しかし胃ろうがないと施設には帰れない。
在宅介護でも胃ろうがあれば
デイサービスやショートステイを
上手く使えるが
そうで無いと難しくなる事もある。

食べたく無い祖母を連れて帰り
自然の摂理で枯れて行くのを見守れるのなら
それでもいいとは思うが
「何もしない」事への
相当な覚悟と強い意志が必要。
今まで夫婦2人の家に突然
要介護5のお婆ちゃんが来ると言うのは
父との生活にもストレスを感じる可能性。
(父は無駄にヘルパー2級を持っているのですが
それだけで私と同等とばかりに
医療を語るようなプライドが高く
頭でっかちタイプなので…)
なにより介護のかのじもわからない母が
介護の負担を想像できるわけでもなく。

予想できる事実のみを伝えました。

母は戦後すぐに幼子3人抱えて
シングルマザーで生きてきた祖母を
最期くらいみたいんだとは思います。


在宅介護するなら手伝うけど…


ただ枯れて行く人を看るって覚悟も必要。

私個人の意見としては
枯れゆくのを見守ってあげたいんだけどね…


難しいけど
本人にとっても
家族にとっても
平穏な死を迎えて欲しいと思う。