始まりは
3年前に脳出血で倒れた 母。
母の変わり果てた姿を 受け入れられているのかどうか。。
自分でもまだ わからずでした。
父は 完全に受け入れられず
かつての母を 今の母に押し付けていた。
そんな父の姿を見て
今の母を受け入れ 前を向いていくしかない。
そう 思った。
でも
もう一度 母の笑顔がみたい。
母のチャーミングな笑った顔が みたい。
そういえば。。
ずっと活動を続けてきたけど、母に
個展をみてもらったことなかった な。
そうだ！今回の個展を母のために展示しよう！
そして
母の「わぁ。。！」って顔が見たい。
私の展示を観て まるで 少女のような。。
好奇心に満ちた顔。
私の展示で 母の心を揺さぶってやる！！！
そう 決心してから
我武者羅に 頭の中のイメージを具現化していった。
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実家の和室の一角で表現。
展示を仕上げるのに 4時間。
たった一人で 仕上げました。
準備が整い
姉が 母を乗せた車いすを後ろ向きに入室。
娘が姉のサポート。
せーの！で 車いすを前に向きなおし展示の前に。
母は
私や姉、娘の顔ばかり見て 展示に全く気付かず。
3人が「やいの！やいの！」言うから余計に私たちを見るという 笑
母は 展示より私たちなのだ。
しょうがなく 私は、母が大好きだったバラの花束を母に手渡し
母に 手紙を読んだ。
そしたら
母が 泣いた。
涙を流して 泣いた。
感情を失いつつある 母が
泣いた。
私は それだけで十分だった。
結果、「わぁ。。！」っていう顔は見れなかったけれど。
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こうして、始まった今回のテーマ。
いろんな感情が 私の中で駆け巡りました。
しんどい時もありましたが、生きてる実感もありました。
これを書かないと 次のテーマに進めないような気がしたので
記します。
皆様にとって どんなことがあっても
明るい未来があることを 信じて行ってほしいと 願います。
世界がいろんな色で溢れているのは
もしかしたら、ひとりひとりに感情があるからかもしれない。
hami