裁判員制度を問い直す勉強会に参加 | 仲野ひろ子のブログ

裁判員制度を問い直す勉強会に参加


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 仲野代議士は4月1日、超党派の「裁判員制度を問い直す勉強会」に参加いたしました。裁判員制度は5月21日から施行されますが問題点が多く、その問題点をクリアしなければ実施するべきでないという議員有志が集まり、郷原信郎弁護士を講師に招いて勉強会を開催いたしました。


 裁判員制度に反対の立場である郷原先生は、裁判員制度の問題点として

 ① 裁判員が刑の重さを判断せねばならず、無罪を主張していた裁判員が少数派だった場合にも量刑を判断しなければならない(棄権、辞任ができない)こと。


 ② 被告人の立場からは職業裁判官の裁判か裁判員の裁判かを選択できない。


 ③ 裁判員の負担は軽い(長くても3日)との触れ込みだが、実際は時間がかかる。短期間で審理を行おうとすれば粗雑な判決が出る可能性も。また、地裁があらかじめ証拠等を整理して審理を行ったところ、審理が粗雑として高裁から差し戻された事例も。



 その他、マスコミの報道に裁判員の心象が影響される、守秘義務があり、実質密室の中での審理になるのどの問題点が指摘されました。


 その後、裁判員制度について早急に態度を決めるべきであるとして今回の勉強会を議員連盟として立ち上げることが決まり、仲野代議士が与党議員も含めた議連にすべきであると提案し、賛同を得ました。


 今後は2週に3回のペースで勉強会を重ね、一定の結論を得る予定です。