年長はと組の日笠です。


先週はと組では、地震や火事、津波などのいくつかの写真を見ながら、“災害とは何か”“防災とはどういうことか”をみんなで知り、考える時をもちました。その中で、幼稚園で常備している《防災リュック》の中身を一つひとつ見せてもらい、実際にリュックも背負ってみました。重たいリュックによろけてしまう子どももいましたが、災害が起こった時に必要なものがどんな物なのか、何のために必要なのかがわかったようでした。


昨日は子どもたちに、防災センター見学でどんなことを知りたいか尋ねてみると、「煙で前が見えなくなったらどうすればいいのか」「地震で揺れるのをやってみたい」などの意見がでました。今日は実際にそれらの疑問を解決すべく、みんなで白石区の防災センターに行ってきました。


センターに着くと、「自分のことをどうやって守ったらいいのか、勇気をもって体験していってください」とお話がありました。

地震体験では、震度3〜6の地震を体験しました。頭の上にクッションを乗せて頭を守りながら、揺れがおさまるのを待ちました。震度6は、実際に起こったとは思えない程の揺れでした。



暴風体験では、風速20メートルの風を体験しました。吹き飛ばされないように足を踏ん張っていた子どもたち、“風の強い日は家から出ない”ことを学んできました。





煙避難体験では、“煙を吸わないようにハンカチや服などで鼻と口を覆う”“姿勢を低くして、壁を伝って進む”ということを教えてもらいました。



災害バーチャル体験では、津波や土砂災害、水害などの映像を見ました。実際の映像だったので「怖い」と手で目を隠したり、お友だちと手を繋ぎながら見ている子もいました。少し怖い思いをしたかもしれませんが、大事な体験だったように思います。


はしご車に乗ってみたり、消防士さんにもなってみました。












いつ起こるかわからない災害に備えて、日頃から、子どもたちと防災について考えていくことの大切さを感じました。幼稚園に帰ってから、みんなで振り返り、大事なことを分かち合いました。今回学んできたことを、「小さい組のお友だちにも教える!」と話していた子どもたちです。大事なことを伝え、みんなで防災への意識を高めていきたいと思います。