知英が語る、韓国の食で欠かせないコト・モノ | KARA好き...そしてこれからも

KARA好き...そしてこれからも

KARAとAPRILはずっと一緒!
ずっと見守り応援します!!

11月10日 FRaU(フラウ)のインタビューが公開されました
 
KARA知英が日本滞在中に韓国料理が食べたくなったら…
 
韓国では母の手作りキムチを食べているという #知英 さん。
では、日本滞在中にキムチや韓国料理を食べたくなったらどうしてる? 
国民食ともいえるインスタントラーメンについてもお聞きしました
 
 
2025.11.10 #LIFESTYLE  #インタビュー   #連載
撮影/山本倫子
 

「自炊でよく作るのはキムチチゲ」KARA知英がキムチを通して思い出す「母の味」

知英さんインタビュー14 前編
 

KARAのメンバーとして、俳優・知英として、韓国と日本で活躍する知英さん。以前、本連載で、韓国における「食」の大切さについて語ってもらった。大きな反響があったそのインタビューを深掘りすべく、再度、韓国の人にとってのご飯の存在、国民食ともいえるキムチの魅力などをお聞きした。

韓国では朝昼晩食べるのは当たり前

韓国には、日本にはない「食」にからめた言葉や挨拶がある。韓国ドラマや映画にも、「おはよう」の挨拶として「アチム モゴッソ?(朝ご飯食べましたか?)」と問いかけるシーンが登場するが、韓国の人にとってご飯はとても重要なものだと知英さんは語る。

 

「韓国には『パプシム(ご飯の力)』という言葉があります。これは『ご飯を食べないと力が出ない』という意味で、それくらい韓国ではご飯を食べることが大事にされているのです。朝昼晩と3食食べるのは当たり前。もしも食事を抜こうものなら『なんで食べなかったの?』と心配されるくらい、誰もがご飯のことを気にかけているのが韓国なんです。

 

都会であるソウルはそれほどでもないですが、ちょっと地方のお宅に行くと、テーブルの脚が折れるんじゃないかというくらい、たくさんのおかずを出してくださいます。日本では出されたものを残すのは失礼にあたりますが、韓国ではお客さんが食べきれないくらい出すのがおもてなしになるので、ご飯を残しても大丈夫。『残してもいいからいっぱい食べてね!』というのが韓国流なんです。

 

とはいえ時代の変化もあり、最近はソウルのお店などでは『残さないようにしましょう』という文化になってきていて、出されたものを残すことを良しとしない流れになりつつあります。それでも今なお、たくさんの小鉢が出てくるのは、国が貧しくてお腹いっぱい食べられることが幸せだった頃の名残なのだろうと思います」

 

各家庭に「我が家の味」があるキムチ

仕事でソウルと東京を行き来している知英さん。自宅で自分のために料理をする際は、何を作っているのだろう?

 
私が自炊するとき、よく作るのはチゲ(鍋料理)ですね。たんぱく質もビタミンも摂れて、そこにご飯を入れれば炭水化物も摂れる。万能メニューだと思います。なかでも好きなのがキムチチゲ。これはもう、韓国のソウルフードと言っても過言ではありません。キムチは漬けて時間がたつと熟成して酸っぱくなるのですが、私はその酸っぱいのが好きで(笑)。酸っぱいキムチでチゲを作るとものすごく美味しいんです。
 
 

キムチは作り手によって味が全然違っていて、各家庭に『我が家のキムチの味』があります。深みのある味わいを出すために牡蠣を入れる家庭もあれば、小海老を入れる家庭もあり、一緒に漬け込む野菜もそれぞれ違います。

 

子どもの頃は自宅以外でいただくキムチが口に合わず、『あれっ!?うちのお母さんの味と違う。美味しくない!』と感じていました。舌が母の味に慣れていたんですね。でも今はいろいろなキムチを味わうのが楽しくて、行った先々で『ここのキムチはどんな味だろう?』とワクワクしながら食べています。

 

私が子どもの頃は、キムチは学校の給食でも絶対に出てきていましたが、最近は出ないところもあり、若い人があまりキムチを食べなくなったと聞いています。それはちょっと残念なところでもありますね」

 

大量のキムチ作りは恒例行事だった

韓国で冬に行われる一大イベント「キムジャン」。これは大量の白菜を使って1年分のキムチを漬ける伝統行事だが、最近では自宅で漬けず、店で出来合いのものを買って済ませる人が増えているという。

 

「これも時代の流れなのか、今は家でキムチを作る人が減っています。お店で売っているものを買うんです。もちろんお店のキムチも美味しいですが、やっぱりお母さんの手作りにはかないません。

 

昔は大勢が集まってワイワイ言いながらキムチを漬けていました。私の実家はまぁまぁ田舎なので、シーズンになると身内や近所の人たち総出で白菜を100個くらい漬けていました。それをみんなで分け合うのです。

 

今もその文化は地方に行けば残っていますが、もうソウルではあまり見かけなくて。お母さんが家で漬けたとしても、白菜10個がせいぜいです。

 

私はおばあちゃんが作るキムチも大好きでした。今はもう、おばあちゃんが作れなくなってとても悲しいです。それでも母が作ってくれるので、とてもありがたく、ラッキーだなと思っています」

 

 

◇後編【「インスタントラーメンは鍋のまま食べる」知英が語る、韓国の食で欠かせないコト・モノ】では引き続き、韓国の「食」について語っていただき、韓国の家庭で欠かせない調味料や、国民食ともいえるインスタントラーメンについてお伝えする。

 

後編【「インスタントラーメンは鍋のまま食べる」知英が語る、韓国の食で欠かせないコト・モノ】はこちら

 

 

知英(ジヨン/Jiyoung) 
1994年1月18日生まれ。韓国出身。2008年、韓国にてKARAのメンバーとしてアーティスト活動をスタートさせる。2014年夏より、日本で俳優としての活動を開始。ドラマ『地獄先生ぬ~べ~』『ヒガンバナ~警視庁捜査七課』『連続ドラマW そして、生きる』、映画『暗殺教室 卒業編』『片想いスパイラル』、ミュージカル『スウィート・チャリティ』などの作品に出演。ソロアーティスト・JY としても活動。

 

ジャケット¥482900、ニット(参考商品)、スカート¥235400、ベルト¥88000、チェーンベルト¥170500、ブーツ(参考商品)/エトロ(エトロ ジャパン TEL03-3406-2655)

撮影/山本倫子 ヘアメイク/美樹(ThreePEACE) スタイリスト/権藤千絵 取材・文/上田恵子

 

 

 
 
 
 
 
2025.11.10 #LIFESTYLE  #インタビュー   #連載
撮影/山本倫子

「インスタントラーメンは鍋のまま食べる」知英が語る、韓国の食で欠かせないコト・モノ

知英さんインタビュー14 後編 
 
韓国には、「ご飯を食べないと力が出ない」という意味を持つ「パプシム(ご飯の力)」という言葉があり、韓国ではご飯を食べることが大事にされていると、インタビュー連載第14回の前編で語ってくれた知英さん。後編でも引き続き、韓国の「食」についてお聞きし、韓国ドラマや映画で食べているシーンをよく見かけるインスタントラーメンのことや、韓国の家庭料理に欠かせない調味料のことなどを伺った。
 
 

日本滞在中に韓国料理が食べたくなったら…

韓国にいる間は、母の手作りキムチを食べている知英さん。日本のスーパーにもさまざまな種類・メーカーのキムチが売られているが、日本滞在中に知英さんが食べるとしたら? そして韓国料理が食べたくなったときはどこへ行く?

 

日本でキムチが食べたくなったら……韓国に帰るまで我慢します(笑)。まだ『これだ!』と思える味を見つけられていないので。日本でもあちこちの韓国料理屋さんに足を運んでいるのですが、残念ながらまだ理想のキムチには出会えていません。いつか見つけられたらいいなと思っています。

 

日本滞在中に韓国料理が食べたくなったときは、韓国に本店があるチェーン店に行くことが多いです。チェーン店なら韓国も日本も、それほど味が変わらないからです。たとえば、チムタク(甘辛い醤油ベースで鶏を炒めた料理)。私は先日、明洞などにあるチェーン店のチムタクを新大久保で食べました。

 

あとは、以前KARAの打ち上げでも行ったことのある、赤坂の『ヌルンジ』。最近は行けていないのですが、ここは韓国の人がやっているお店で、本場に近い味が楽しめます。ちなみにヌルンジとは『おこげ』を意味します」

 

韓国の家庭の冷蔵庫に必ずある調味料

日本の家庭に必ずある調味料といえば、味噌、しょうゆ、酢、ソース、マヨネーズ、ケチャップなどが思い浮かぶ。韓国ではどんなものが常備されているのだろう?

 

「韓国の家庭の冷蔵庫に絶対にある調味料といえば、まずは日本の方にも馴染みのある『コチュジャン』。もち米や唐辛子などをブレンドしてペースト状にした発酵調味料で、甘辛い味がします。ビビンバや炒め物によく使います。

 

お味噌を意味する『テンジャン』も必ずありますね。日本の味噌とは少し風味が違いますが、同じく大豆を原料とした発酵食品です。

 

あとは甘辛い合わせ味噌の『サムジャン』。サムは包むという意味で、ジャンは醤油や味噌を意味します。このサムジャンは、お肉やお刺身などにつけて食べたり、葉野菜でお肉などを巻いて食べるときにもつけます。

 

この3つは私の家の冷蔵庫にも入っています。あとは『コチュカル』と呼ばれる唐辛子の粉でしょうか。チゲを作る際に欠かせませんし、料理に辛味を加えたいときにパパッと入れられるので使い勝手がいいのです。

 

これらはどれも日本でも手に入る調味料で、メーカーによって味も微妙に違うもの。ぜひ各メーカーのものをトライして、好みの味を見つけてみてください」

 

インスタントラーメンは袋タイプが一番

FRaU webの連載で、韓国の人気歌手のソン・シギョンさんが「インスタントラーメンを嫌いな韓国人はいない。韓国人の血にはインスタントラーメンが流れている」と熱い愛を語っていたインスタントラーメン。知英さんも「わかります~!」と笑顔を見せる。

 

「ソン・シギョン先輩がおっしゃっていることは正しいです(笑)。韓国ではお金持ちも庶民もインスタントラーメンを食べますし、私も大好きです。しかもカップラーメンではなく、袋に入ったインスタントラーメンが一番。夜食で食べたいメニューNo.1です。

 
 

インスタントラーメンには辛いものも辛くないものもありますが、私は辛いのが好きですね。小さな子どもは辛いラーメンは食べられないので、お母さんが水ですすいで辛味を取ってからあげたり、それくらいみんなが食べているものです。

 

よくドラマで小さめの鍋でラーメンを作り、鍋ごとテーブルに運んで食べるシーンがありますよね? あれはリアルです(笑)。日本ではインスタントラーメンを作ったら器に移して食べると思いますが、韓国では鍋のまま食べるのが一般的になっています。

 

鍋のフタをお皿代わりにして、フーフー冷ましながら食べる人もいれば、お皿に取り分けて食べる人もいます。でもわざわざ器に盛りつけて食べることはしないです。なので、ラーメン用の小鍋は、どこの家にも絶対にあると思います。

 

インスタントラーメンのお供として欠かせないのはキムチ。ちなみにジャジャン麺(黒味噌ベースの甘辛いソースを中華麺にからめたもの)を食べるときはキムチではなく、『タンムジ(たくあん)』や生の玉ねぎがセットになっていて、甘辛いジャジャン麺の口直し、箸休め的な役目を担っています。韓国に来たらぜひ、本場のジャジャン麺も味わってみてください」

知英さんのこれまでのインタビューはこちら!       
#1_前編【 日本での活動再開を発表! KARA・知英(ジヨン)が語る、再始動への思い 】       
#1_後編【 日本での再始動を発表したKARA・知英(ジヨン)が明かす、事務所トラブルの真相 】       
#2_前編【 15歳、初のオーディションで…知英(ジヨン)が語るKARAでのデビューと当時の葛藤 】       
#2_後編【 「あんな機会はもう二度とないかも」知英(ジヨン)が語る、KARA“奇跡のステージ”の背景 】       
#3_前編【 韓国から再上陸! KARA・知英(ジヨン)が日本語を流暢に話せるようになった理由 】       
#3_後編【 「伝説だよね!」知英(ジヨン)がKARA再結成を振り返って思うこと、ファンへの思い 】       
#4_前編【 問い合わせ殺到!? KARA知英が語る、日本での活動再開を発表した後のこと 】       
#4_後編【 「百恵さん、明菜さん、大好きです」知英が大好きな日本の歌手のショーで遭遇した意外な人たち 】       
#5_前編【 「私にとって神様みたいな存在」KARA知英が山口百恵さんに憧れ続ける理由 】       
#5_後編【 「プレイバックPart2」「絶体絶命」もいいけど…KARA知英が愛する山口百恵さんの「意外な曲」 】       
#6【 KARA知英が語る「中森明菜」の魅力「真似をしたくてもできないこと」 】       
#7【 KARA知英「松田聖子さんの世界観は、山口百恵さん、中森明菜さんとは全然違うんです」 】       
#8_前編【 「最高の日本語教材」KARA知英がキムタクドラマで気づいた「セリフのニュアンスの違い」 】       
#8_後編【 流暢な日本語を話すKARA知英が、日本語を習得するうえで「一番苦労したこと」 】       
#9_前編【KARA知英が学べば学ぶほど感じた「日本語と韓国語の違いの面白さ」    
#9_後編【「ご飯食べた?」は日韓で違いが…KARA知英に聞いた「食事のときに役立つ韓国語」   
#10_前編【日本語、英語、中国語を特技とするKARA知英がオススメする「語学の勉強法」   
#10_後編【KARA知英「日本語を学ぶモチベーションが下がったことはない」語学学習を続ける秘訣  
#11_前編【韓国旅行をもっと楽しく! KARA知英に聞いた「覚えておくと便利な韓国語」  
#11_後編【「一番覚えておく必要があるかも」KARA知英が教えてくれた渡韓時に役立つ韓国語 
#12_前編【『APT.』に負けない日本の曲は…KARA知英が語るコンサートの裏側「選曲が最高でした」 
#12_後編【KARA知英が明かす「メンバー全員が日本に来たらまず立ち寄るところ」
#13【「コスプレは大歓迎」日本でのファンミ開催、知英が語るハロウィン&クリスマス事情

 

知英(ジヨン/Jiyoung) 
1994年1月18日生まれ。韓国出身。2008年、韓国にてKARAのメンバーとしてアーティスト活動をスタートさせる。2014年夏より、日本で俳優としての活動を開始。ドラマ『地獄先生ぬ~べ~』『ヒガンバナ~警視庁捜査七課』『連続ドラマW そして、生きる』、映画『暗殺教室 卒業編』『片想いスパイラル』、ミュージカル『スウィート・チャリティ』などの作品に出演。ソロアーティスト・JY としても活動。

 

ジャケット¥482900、ニット(参考商品)、スカート¥235400、ベルト¥88000、チェーンベルト¥170500、ブーツ(参考商品)/エトロ(エトロ ジャパン TEL03-3406-2655)

 

撮影/山本倫子 ヘアメイク/美樹(ThreePEACE) スタイリスト/権藤千絵 取材・文/上田恵子

 
 
 
知英の実家のキムチがどんな味なのか気になりますね!
 
最近寒くなったので知英と一緒にチゲ食べたいです(>_<)
 
 
 
テーマ:知英 の過去ブログ >>
 
(お借りしました)