いつもお読みいただきありがとうございます😊本質の追究者の武井義勇(たけいきゆう)です。
参院選が終わりました(この記事を書き始めたのが、7月17日)。今回の選挙をかなり注目していました。
そのため、SNSでもかなりそれ系の記事が流れてきます。実はある政党に対して激しい憤りを感じているため、より関心が強く引っ張られています。
その政党が言っていることは嘘ばかり。立場が悪くなるとすぐに逃げる。支離滅裂な主張を繰り返しています。
それにも関わらず、無思考で支える支援者たち。そしてそれがかなりの熱を帯びていて、恐ろしさを感じています。
この政党に関する情報をかなり仕入れてきました。その度に、胸くそ悪くなる自分がいます。そうしているうちに、心がやさぐれてきたので、この政党に関する情報を遮断することにしました。
そんな状況の中で、心の清涼剤とも思える政治団体に注目するようになりました。その政治団体の名前は
「チームみらい」
あまり知られていないようですが、界隈では熱心なファンが増え続けています。
この団体が掲げているスローガンに共感します。
「私たちは、分断を煽りません」
「私たちは、決めつけません」
というところです。敵を作ろうとせず、対話をもって問題を解決しようとしています。
強い主張をしようとすると、その反対側の主張を否定することが往々にしてあります。政権批判を繰り返す野党といった辺りがそれです。
でもこれは、解決には向かわないのですよね。自分の主張と違えば相手の話を聞きたくなくなるし、熱心に議論しているように見えても、その実自分の主張しかしていないこともあります。
こういった「分断」にノーを突き付けているのが、チームみらいのスローガンです。
今まで、このような主張を前面に押し出す政党を見たことがありません。演説では口にする人がいたかもしれませんが、マニフェストの一部に組み込まれていることに驚きを隠せません。
僕は自分の中に、「バランスを保ちたい」思いを強くもっています。だから極端な意見を見ると、疲れてしまうのです。戦うことは嫌いではありませんが、戦うと疲れを感じる自分がいるので、戦わない方向に進めていけたらよいな、と思っています。
その点、チームみらいのこのスローガンは僕に合っていると感じました。僕は分断を煽りたいわけではなく、決めつけたいわけでもありません。ただ、より良い社会を築きたいだけです。
僕は、中道政党と呼ばれる政党を支持しています。その1つが国民民主党です。
先日、国民民主党の党首である玉木さんと、チームみらいの代表である安野さんが対談されているYouTubeを観ました。国民民主も対話を大切にしている政党です。その対談を視聴していて、僕は嬉しくなりました。
主にAIについて語った動画は、終始和かなものとなっていました。それぞれの考えを聞き合い、互いを尊重しながら意見を伝え合う。そのような状況に見えたのです。
「これが対話だよな。」と思いました。そして今の政界に欠けているのはこれだと思いました。
いや、政界に限りません。いきなり主語を大きくしますが、日本人全体がこの対話の仕方を学んでこなかったのではないかと考えます。
日本は高度な「空気を読み合う文化」のために、対話するという意味を理解しづらいのではないかと思うのです。「相手のことを考えて、自分は控えめにしよう」というのが、骨の髄に染み込んでいる感じです。
しかし世の中が多様になった現在、これだけでは通用しないことも増えました。結局「伝えないと伝わらない」状況になったわけです。
今こそ対話が必要な時代です。そのためには、対話するとはどのようなことかを、再度みんなが真剣に考える必要があるのだと考えます。
対話の基本は「相互尊重」です。尊重がないところにまともな話し合いはできません。
僕は不思議に思います。尊重という言葉とは程遠いところにいる記事冒頭の政党。なぜこれが多くの人から支持をされるのでしょう。
分断を煽り、敵を作り、決めつけで発言します。僕からすると、非常に下品で反知性的に見えます。でも多くの人にとってはこのような姿勢の方がかっこよく見えるのでしょうね。
僕はそういう空気に疲れました。だからチームみらいや国民民主党のような、対話をベースに進めていこうとする姿勢を支持します。
対話を繰り返していくことは、かなり地味です。演説のように聴衆の心を揺さぶるような派手なパフォーマンスはありません。けれど世の中を変えていくために必要なのは対話の方です。地味だけど、遥かに重要なのです。
国の未来に不安をもつのではあれば、耳障りの良い言葉を羅列する政党ではなく、対話できる人たちが多い政党に1票を入れる方がよいのでないでしょうか。政治的発言をあまりしない僕ですが、今回の選挙には思うところがあったので記事にしてみました。
最後までお読みくださりありがとうございました。