きょうだい仲を良くするコツ | 自分の人生の舵を取れ! ⭐︎武井義勇(kammy)のブログ

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僕は、公立小学校の教員をしています。

その中で大切にしたいことや、自分の生き方を考えてきました。それをシェアしていきます。

自分の人生の主役は自分自身です。いかに生きればもっと幸せになれるのかを追究しています。

いつもお読みいただきありがとうございます😊キョウイクの探究者の武井義勇(たけいきゆう)です。

今日は少し偉そうな内容を書きます。でもこれから書くことは絶対のことではありません。たまたま上手くいっていると感じるだけです。

ただ、アドラー心理学に基づいた実践の実感なので、理論には裏打ちされたものだとご理解ください。


僕の息子たちは6歳と4歳の2歳差の兄弟です。僕から見ても、仲の良い兄弟です。

次男は長男のことが大好き。家での格付けは、「兄と母、その次がなくて、次に父(僕)」というものです。父親の威厳なんてものは全くありません。


二人とも、僕が近くにいようとも、ずっと二人で遊んでいます。「パパ、一緒に遊ぼう。」と声をかけられることはほぼありません。それは僕が嫌われているからではありません。ある意図をもってやっていることがあります。



きょうだい仲を良くするために、僕が実践していることを箇条書きします。これらは次男が生まれた後に意識的に行ってきたことです。


1.比較しない
徹底しているのは、優劣を意図したような比較です。

「長男は運動神経が良いけど、次男はね〜・・・」
「長男は気が利かないけど、次男は本当に気が利くね。」

こういった褒め方や発言を極力避けています。つい口走ってしまうことはあるものの、すぐにやめます。

こういった比較は、競争心を生み出してしまい、足の引っ張り合いを呼び寄せます。


2.「仲が良いね」と常日頃から伝えておく
二人が喧嘩しないで仲良く遊んでいる時に、常に「あなたたちは仲が良いね〜。」と言っておくことをオススメします。

こうすると、無意識に刷り込みができます。多分二人とも「自分たちは仲の良い兄弟」と思っているはずです。

これは喧嘩した時には言わない方がよいです。何気ない日常の時間に伝えておいた方が効果的です。また、あまり大袈裟に言い過ぎず、さりげなく伝えるとよいかな、と思います。


洗脳作戦です。


3.一人がいないところで相手を意識させる
時々、長男だけ、次男だけとなることがあります。その時、二人とも妙に大人しいのです(笑)。二人の時はやんちゃするのに、とてもお利口さんになります。

そういう時は、その態度を褒めつつ「◯◯(相手)がいないと寂しいよね。」などと声をかけるとよいです。

こうすると、寂しさを募らせます(笑)すると家に帰って会うとお互いにハグしそうなくらいで相手に飛び込んでいきます。


また、「この前、長男が一人の時に、『◇◇(次男)がね、◯◯(長男)は優しいんだ〜』と言ってたよ。」などと伝えるのも効果的です。その人がいないところで褒めたりポジティブな情報を伝えておくと、余計に嬉しくなるものです。


一人の時に、いかに相手を意識させるかが鍵です。


4.親はしゃしゃり出ない
まず、兄弟仲良く遊んでいる時、親は声をかけたり一緒に遊んだりしなくていいです。二人の世界を満喫させましょう。

そもそも、二人が二人で遊ぶようになったのは、僕たち夫婦があまり子供たちと遊ばないからです(笑)

妻は否定するかもしれませんが、他の家庭に比べると確実にうちは遊んでいません。

僕には、やりたいことがある時に、他者ばかりを優先する考え方があまりありません。だから子供だからと言って、多くの時間をお世話に回すのは好きではないのです。


必然的に息子たちは、兄弟で遊ぶ時間が増えます。もうね、バカ話をしてゲラゲラ笑い合っているのです。大人の僕たちからしたら何が楽しいか分からないレベルで爆笑しています。

ただ、そんな彼らの姿を見ていると、幸せな気持ちになるのは確かです。





これらのコツは、大前提として「尊重」の姿勢が必要になります。

自分の子供たちだからといって、所有物のようには全く見ていません。むしろ、一人の人間として常に接するように心がけています。


だからタイトルに「きょうだい仲を良くする」と、能動的な関わり合いを示した言葉を使っていますが、やっていることは真逆のこととも言えます。


相手(子供たち)をコントロールしようとするのではなく、コントロールすることを手放すことの方が大切なのです。


だから「兄弟仲良く過ごして欲しい」と願うならば、子供たちに変化を求めるような働きかけを辞める必要があります。


仲良くして!ケンカするな!どうしたらあなたたちは仲良くできるの!

このような言葉で、つい声をかけてしまいそうになりますが、これはあまり効果的ではありません(僕も頻繁にこういうコントロール言葉を使います)。


言葉よりももっと伝わるものが、「どのようなマインドで接しているのか」という姿勢です。

どんなに言葉を尽くしても、マインドセットの状態によってはまるで伝わりません。


だから、誰に対しても正直に接する必要があります。正直でなければ、言葉が嘘として伝わります。


子供たちは大人の言葉ではなく行動を見ています。きょうだいを仲良くしたいのならば、どのようなマインドセットで接するのかを考えた方がよいです。それが結局、一番の近道となるのです。



最後までお読みくださりありがとうございました。