僕がオッサン撲滅を目指す理由 | 武井義勇(kammy)のブログ

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僕は、公立小学校の教員をしています。

その中で大切にしたいことや、自分の生き方を考えてきました。それをシェアしていきたいです。

いつもお読みいただきありがとうございます😊本質の追究者の武井義勇(たけいきゆう)です。

Voicyパーソナリティのお一人、中村淳彦さんの放送からのシェアです。【2023.11.24】放送の澤円さんの『メタ思考』を読まれての感想回からです。

ここで、ある男性をぶった斬っていて、非常に痛快だったのですが、この放送から僕がオッサン撲滅を目指している理由がはっきりと見えたので記録に残すことにしました。


前回の記事にも通じる内容になります。合わせてお読みいただけると幸いです。



僕は以前から、オッサン撲滅を目指していると公言しています。

まず、オッサンの定義です。山口周氏の『劣化するオッサン社会の処方箋』という本から引用させていただきます。

1、古い価値観に凝り固まり、新しい価値観を拒否する。
2、過去の成功体験に執着し、既得権益を手放さない。
3、階層序列の意識が強く、目上の者に媚び、目下の者を軽く見る。
4、よそ者や異質なものに不寛容で、排他的。
(著書P10引用)

これがまた秀逸な定義づけだと思います。ちなみに、これは老若男女関わらず、このような思考や傾向をもった人全てをオッサンと定義しています。


オッサン撲滅の最大の目的は、平和な社会を築くために不必要であるからです。このマインドを変えていかない限り、真の平和が訪れないと、僕は本気で考えています。


かなり断定的かつ独善的な書き方をしているので、抵抗感をもたれる方もいらっしゃると思います。実のところ、僕自身にもオッサンマインドがあるので、自戒的に書いています。

誰の心の中にも、多かれ少なかれオッサンマインドがあって、それに自覚的になることが撲滅には欠かせないと考えているのです。



前置きが長くなりましたが、これを具体的な形で示していきます。


中村淳彦さんの放送に出てくるオッサンは、アラフィフ中年男性で、母と同居中の婚活男性です。どうやらほとんど女性と付き合ったことがないらしく、中村さん曰く「今のままでは成婚する可能性は1%未満」なのだそうです。僕はこれを聞いてさもありなん、と思いました。


この手の男性は、思い込みが激しく、人の話を聞かず、自分の経験や知識が全てで、他者に対してマウントをかけます。

Aさん「私、昨日とても美味しいイタリアンのレストラン見つけたんだ。今度みんなで食べに行こう。」

Bさん「いいね〜。僕はパスタが大好きだから、イタリアンの店行ってみたいんだよね。」

Cさん「私も〜。カルパッチョやティラミスが食べたいな〜。」

オッサン「オレならもっと美味しい店知ってるよ。原宿にある◯◯っていう店知ってる?いや、結構値段張るから知らないかもね。Aが言う店がどの程度か知らないけど、オレが知ってるこの店の方が圧倒的に美味いと思うぜ。」


いません?こういうオッサン。「いや、知らんがな。お前の話聞いとらんし。何なん!?私たちが盛り上がってんのに、わざわざ気持ち下げるようなこといってんじゃねーぞ、このオジが!」とその場の全ての人が思っているのに、全然それに気づいていない。その上、自分は美味しい店を紹介したと思い、勝手に貢献感を得ていたりするわけです。始末に負えません。



こういう時にスマートな対応をするならば、まず初めに「いいね👍」一択です。まず初めにいいねから入ると、人間関係が円滑になります。もし仮に自分のオススメのお店を伝えたいのであれば、Aさんの話を聞き切った後でしょう。


「それはいいね。オレも美味しい店知ってるけれど、もしかしたらそこはもっと美味しいかもしれないな。今度行ってみようかな。ちなみにオススメのメニューは何?」

こんな入り方をするとよいのかな、と。ポイントは、1に承認、2に傾聴、3にユーモア、4に質問という感じでしょうか。


当たり前の話ですが、自分が話をした時に、しっかりと話を受け止めてくれる人に人は信頼を寄せます。初め否定から入る人はかなりの数いるように思うのですが、まず一言「いいね〜。」とクッション言葉を入れるだけで、その後の話の展開が変わってくると思います。


オッサンはこれが全くできません。そもそものマインドが、人を見下したり、自分の方が優秀であることをアピールしたりなので、相手の言うことを承認することができません。しかも相手の気持ちには無頓着です。これがいかに周りの人に不快感を与えていることに気づいていないのです。


僕がオッサン撲滅を目指したいと考えたのは、この部分です。オッサンはその行動や言動が、社会的害悪を与えているからです。はっきり言うと、その存在が鬱陶しいわけです。



オッサンは、コミュニケーションを阻害します。コミュニケーションを阻害するということは、円滑な人間関係構築をも阻害するということです。


オッサン撲滅の最大の目的は、

「ポジティブなコミュニティの構築」


です。オッサンがいるとこれが成されない。だから僕はオッサンを撲滅するのです。


例えば、パートタイムのお局の中にもオッサンは存在します。僕は昔、ある大手スーパーの日用品や雑貨を扱う部門でアルバイトをしていました。大学を出て就職浪人している頃だったので、開店の9時からシフトに入ることもありました。


するとそこには、勤続20年以上というベテラン女性パートさんが何人もいました。

この年歴になると、若手で入ってきた社員より遥かに影響力が大きくなります。社員が何かお願いしたいことがあって頼んでも「ふん、若造の言うことなんて誰が聞くものか。」という態度をとります。

また、パートさん同士の仲も悪く、数人集まっては、そこにつるまないパートさんの悪口を言いまくります。見ていて非常に不快でしたし、怖かったです。


僕が好きだった、おそらく元ヤンであろうSさんも、それらのお局パートたちの格好の餌食でした。でもSさんは、後輩に優しく、また芯がしっかりされていたので「また言ってるわ〜、あの人たち。」という感じで跳ね除けていました。かっこよかったです。


20年以上もパートをしていれば、仕事もできます。ただ実務ではなく、コミュニティの構築としてはその存在はマイナスでしかありませんでした。僕からしたらこの人たちは、実務的に仕事ができたとしても、雇い続けるべきではない人たちです。



このようにオッサンたちは、コミュニケーションの阻害要因であったり、職場等にネガティブな空気をもたらしたりします。こういったマインドの持ち主は、社会貢献への足枷になるのです。


僕は常に平和な世界の構築に意識を向けています。そのためには、マインドが膠着した人に構っている暇などないのです。僕はそのような人たちのマインドを変えるよりも、周りにいる、平和な世界の構築者のマインドを変えることの方に尽力していきたいです。


本来ならば、オッサンマインドの撲滅を図る。けれどおそらくこれはかなりの時間がかかります。だから変えるのは、少し伝えれば気づく人たちのマインドです。


オッサンの定義を基にして人を観察し、オッサンだと認定したとは極力距離をとりましょう。そしてオッサンマインドとは対極にいるような人と繋がるのです。そうすることが、いつかオッサン撲滅を成すための原動力となります。


今の時代は、オッサンが生きづらい社会になりつつあります。そういった意味では、時代はどんどん良くなっています。


良きコミュニティ構築のためにも、オッサン撲滅に力を貸してください。僕は心の底から平和を望んでいます。


最後までお読みくださりありがとうございました。