バンド演奏の選曲 | 「山中人事労務オフィス」のブログ

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社会保険労務士として、サラリーマン時代の経験もふまえて、ブログに書かせていただきます!

先日、大学時代の音楽サークルの同窓会を兼ねたバンド演奏会に参加しました。参加者は約20名。ほぼぶっつけ本番で演奏という感じでした。

ちなみに、私はギターやボーカルで参加しました。

 

このようなバンド会の場合、どんな曲を演奏したらいいのかということが1つの関心事ですが、私が常に思っているのが以下の3つの考えです。

 

①皆が知っている曲

久しぶりの演奏で不安を感じるメンバーもいる中で、皆の知っている馴染みの曲を選ぶことが大切だと思っています。この手の曲は、観客も一緒に歌ったり手拍子をしたりと簡単に盛り上がれるため、一体感も自然と高まります。

つまり、曲に助けてもらうことができる、それが「皆が知っている曲」です。

 

②テンポ、ノリの良い曲

テンポの良い曲は、リズムを感じやすく、演奏者全員が同じビートを刻みやすいものです。これにより、演奏中の小さなミスも覆い隠し、全員がリラックスしてパフォーマンスを楽しむことができます。さらに、観客もリズムに乗りやすく、会場全体が一体となる効果があります。

逆に、静かなバラード等は、失敗が目立ちやすく、私のレベルではリスキーです(笑)

 

③シンプルで簡単な曲

演奏時間がほどよく短く、構成がシンプルな曲を選ぶことで、集中力を維持しやすくなります。長時間演奏することは疲れるだけでなく、注意力が散漫になりがちですが、短い曲なら最初から最後までエネルギッシュに演奏を続けることが可能です。

 

これらを一言でいうと「曲に力をもらう」というイメージです。

 

私が出演したバンドは、ミスもありましたが、楽しく楽器を演奏できたとともに、長い間会っていなかった仲間たちが再び一緒に時間を共有し、昔の良い記憶を呼び起こす素晴らしい機会となりました。また、曲の力を借りることの大切さを改めて感じるものでした。

ちなみに、他バンドも上記①~③に合致した曲が大半だったので、とても盛り上がりました。

 

ところで、上記の3つの考えは、ひょっとしたら仕事のコミュニケーションにも生かせる考え方なのではないか?とふと思い、少し考えてみました。

 

①誰もが知っている言葉で表現する

職場で何かを伝える際には、誰もが知っている明瞭な言葉を選ぶことが大切だと思います。コンサルタントが好んで使うような専門用語や複雑な表現は避け、全員が理解しやすい言葉を使うことで、スムーズな理解と行動につながります。

 

②前向きな表現を心がける

音楽でいう「テンポの良い曲」は、そのリズムが聴く人の心を高揚させ、エネルギーを与えます。まさにこれは、前向きな言葉が持つ力にも似ています。前向きな言葉は、コミュニケーションの雰囲気を明るくし、職場のチームメンバーに活力を与えるからです。

 

③表現のシンプルさと明確さ

短くてシンプルな曲は演奏に集中でき、参加者も達成感を得やすいです。同様に、職場でのコミュニケーションの際、ポイントを絞り、短く具体的に話すことが大切です。それによって、メッセージの効果が高まり、誤解を防ぐことができます。

 

音楽が人々を一つにするように、良いコミュニケーションもまた、職場メンバーを強く結びつけるように感じます。

逆に、「自己満足・自己主張」に偏り過ぎると、どちらもあまりうまくいかないのではないかとも思いました。

また次回の選曲の際も考えてみたいと思います。