はじめのブログ|いわき農園 -5ページ目

観光農園

今日は盛岡に行ってきました。106急行バスで2時間。区界付近は雪がありましたが、今年は暖冬の影響で例年よりずっと少ないようです。今日はメトロポリタン盛岡で観光農業セミナーに参加してきました。毎年テーマは違うのですが、いわき農園では観光にも力を入れたいと思っていて、案内で今年のテーマをみて、即出席の返事をしました。

セミナーの内容は主にインバウンド誘客の取組についてでした。年々増えている外国人観光客をどう農村に引っ張ってくるかという内容です。農業体験や農泊、文化交流などのニーズが出てきているとのことで、岩手でも13の地域で農泊の取組がなされているようです。当園の場合、外国人の前に地元の人にも認知度が低いのでまずは地元の人に知ってもらうことが重要です。

当園では収穫体験を初めて3年になります。元々、野菜を作って売るだけの農業はしたくなくて、もっといろんな人に関わってもらって、それで楽しんでもらえたらという思いで始めました。山田町でも業種を問わず、観光に力を入れ始めていたので、町の協力も得てスタートすることができました。

小学生の社会科見学や中学校での職業紹介などもやらせてもらってますが、観光農園をやる目的も食の大切さや農業そのものを知ってもらいたいからです。人は食べ物がなければ生きていくことはできません。そんな当たり前すぎて忘れがちなことを子供たちにまたは大人にも再認識してほしいなと思ってます。食育というやつです。

今子供たちの遊びといえば、ゲームではないでしょうか。輪になってゲームしてる光景をよく見ます。いわき農園には大したものはありませんが、広場はあります。ここを自由に遊べる空間にして好きな時に自由に遊べる場所にしたいと思っています。そして近い将来、ゲームではなくて、「農園に遊び行こうぜ!」ってなれば、私の勝ちです。これが観光農園を始めた私の密かな目標です。

 

山田町観光協会のホームページより当園の体験プログラムです↓

https://www.yamada-kankou.jp/plan/plan-2074/

 

春レタス

1月は1年のうちで最もゆとりのある月です。こういうときに一年間の振り返りをしたり、次の作付けの計画を立てたり、申告の準備をしたりパソコンに向かう時間が多くなります。しかし今年はほうれん草にべと病という病気がでたせいで、2月に取る予定のほうれん草が全滅に近い状態になってしまいました。寒い季節は病害虫に無縁かと思っていましたが、見事にやられてしまいました。油断もすきもありません。出てしまったものはしょうがないので、気持ちを切り替えてどこかで挽回すべく、計画の見直しです。
12月20日にまいたレタスの苗。本葉2枚になりました。あと2週間くらいで定植です。収穫は4月中旬から5月の連休までなのであっという間ですが、レタスまで失敗するわけにはいきません。生き物を育てることの難しさを改めて実感した1月でした。


環境保全型農業

今日は北上のさくらホールに行ってきました。

岩手県主催の「いわて環境保全型農業推進セミナー」に参加してきました。

秋田県有機農業推進協議会さんとオーガニック雫石さんの2団体からの講演でした。

 

秋田県有機農業推進協議会さんでは、2010年からオーガニックフェスタを開催していて、有機農産物の販売のほか、各種ワークショップの開催、イベントに賛同していただいている方々の出し物など、年々盛り上がりを見せているようです。

岩手でもオーガニックフェスタは開催されています。確か8月。。。

毎年案内は来るものの忙しい時期で参加したことないですが、今年こそは!と毎年思ってます。

 

年々、オーガニックの需要は広がりを見せているようですが、どうしても生産性が低いために値段は高めになってしまいます。それが、ブレーキをかけてる面は否めません。

 

有機農業といえば、農薬や化学肥料を使わない農業と言われてますが、本来は環境に負荷をかけないことが本当の意味合いです。環境問題がたびたび取り上げられる昨今、素晴らしい考えですが、日本の農家みんなが有機農家になったら大変です。ただでさえ食糧自給率が低いのに、さらに低くなるでしょう。食べ物の争奪戦が始まるかもしれません。

 

有機農業は慣行農業(農薬や化学肥料を使用する農業)で生産性を確保できているから、成り立っているいるのかもしれません。農薬も適正に使用すれば安全性は科学的に証明されています。

一昔前のように食糧不足の時代であれば、とにかく生産性をあげることを最優先に掲げていたかもしれませんが、今は飽食の時代です。食べたいものを選べる時代です。それはそれで、食品の廃棄など問題はあるので、必ずしもいいことではないのですが。

 

とにかく私はこの時代に農業をやることになったので、自分の子供たちや次世代にいい環境を残すためにも環境にやさしい農業を続けたいと思います。

 

オーガニックというと農業のイメージがあると思いますが、農業以外でも環境問題には様々あります。

そういう意味でのオーガニック意識の裾野が広がればいいのではないかと思います。

 

ポケットマルシェ始めました!

「ポケットマルシェ」という、全国の農家さんや漁師さんが出品するスマホの中のマルシェに、いわき農園のお店が開店しました!

まずは、採り始めたばかりの寒締めほうれん草です。
1月になると土が凍って採れなくなるので、12月限定になります。
寒さに耐えて、甘いです。

以下のリンクから商品がみられます!
ぜひ、のぞいてみてください。
 

甘~い!岩手の寒締めほうれん草 | いわき農園 | 農家漁師直送のポケットマルシェ

寒締めほうれん草

寒締めほうれん草収穫始まりました。
冬の風物詩。この時期だけ、冬の寒さにあたって、じっくり育ちました。
特に岩手の厳しい寒さの中で育つため、普通のほうれん草に比べると格段に甘いです。
寒さにあたることで、凍らないように水分含量を減らし、糖分を蓄える性質があるためです。
ビタミンCも夏場の3倍あるそうです。

それでも今年は台風19号の影響で直後は葉っぱが黄色くなってダメかと思いましたが、時間が経つにつれて、少しずつ緑が戻ってきて、収穫できるまでに復活しました。一部ダメになったところもありますが、植物の生命力はすごいです。

1月になると土が凍って収穫できなくなるので、12月勝負です。