宮川元氣、10年ぶりに芝居に出ました! | 金沢のバー 広坂ハイボールのバーテンダー 宮川元氣のブログ

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[show must go on](何があっても途中で幕は下ろすな)

正にそんなそんな言葉がぴったりの芝居に先日出演しました。

 



 

 

 

知らない人もいると思うので言いますが、僕はずーーっと芝居をしていました。

詳しくは

 

 

 

僕が参加した芝居は【劇団藤村組「わが町のZoom秘密会議」】って芝居。

劇団藤村組、代表藤村さんのブログは

https://www.ex-ma.com/blog/archives/12931

 

 

 

本来は今年の5月に東京の劇場で演る予定がコロちゃんの影響で中止、

で来年の2月に違う劇場を押さえてありました。

が、今度はその劇場が閉館、、、、

 

もう劇団解散かな、、、、って思ってたら!

 

代表の藤村さんが

 

 

「zoomで芝居演ろうか」

 

 

って言い出した!

 

 

リアルに会って稽古もできないから4月以降はzoomを使って稽古をしていたんです。

 

最初は冗談かと思ってた。

 

でもマジでやるらしいって言うか、次の稽古ではもう台本も出来てた。

 

で、軽く読み合わせしたら

 

「これ9月にzoomで演ろう!」

 

マジか!!

 

それまで実際に上演するはずの作品は2時間半ぐらいのもので僕の出番も沢山あって

ホント楽しみだった。

稽古も半年以上やってたけど、できないものはできない。

 

 

「なら、できることをやろう!」

 

 

って、この切り替えの早さにビックリ!

 

 

 

 

さあここからです。

 

最初は

 

「30分だしzoomだから楽だよな〜〜」

 

なんて軽く思ってた。

 

が、よくよく稽古を進めてみると、実際の舞台だろうがzoomでの芝居だろうが

演る側の気持ちは一緒。

いや、もしかしてzoomの方が今まで芝居で使った事がないから大変かも!

 

って思い始めた。

 

15人ほどの劇団員は全国にいるので元々簡単には集まれず、zoomを使っての

稽古はとっても便利なのだが、如何せんリアルじゃないので操作が分からなかったり

テンポが大切なのにスピーダ感が出なかったり、声が潰れたり、僕みたいな動き回る役者にとっては

上半身だけでの勝負なのでそれも足かせに、、、。

 

 

それでも劇団員みんなで調整してマメにzoomで稽古をして行くと

段々と見えてくるのね、芝居の全景が。

 

 

今回一つの芝居を2つのキャストで演じるダブルキャストだったのだけど、

 



Aチームは演劇経験者が多いチーム
僕はこっち。

 

 

 

 

Bチームはキャラクター重視、色物チーム 笑

 

 

 

 

演出の藤村さんが行ったこの分け方が見事だった。

 

 

「どこに誰を配役するのか?」

 

 

その役者の個性を生かすも殺すも、この配役がとっても大事だな〜〜って。

 

僕たちの仕事でも表に出てお客さんとやり取りするのが得意な人もいれば、

裏で細々と人を助けるのが上手い人もいる。

 

 

そしてその役をもらったなら、そこから自分ならどう料理してやろうか?

 

って考えるのも芝居の楽しさ。

 

 

我らが劇団藤村組、流石、強者揃いで

 

それぞれが見事に自分たちのチームを役柄を演じ切った。

 

皆んな楽しそうだったな〜〜

 

 

 

演劇の経験があるとか無いとか関係なしに、あの劇団全体にある

 

「きっと大丈夫感」

 

って凄いね。

 

いつも代表の藤村さんが言ってるけど

 

「心配事の98%は撮り越し苦労だから」

 

って言葉がちゃんと行き渡ってる。

 

 

 

実際、本番中に起きた問題を皆んなで何とかクリアーしてからの 

「さーー行くぜ!」って感じの芝居の熱さ、

うねる様なグルーブ感。

 

これはその場に参加してる役者、スタッフ、そして観客にしか分からない。

 

あれっこれってリアルの舞台と一緒じゃん!

 

これだから芝居はやめられない!

 

 

心強いメンバーと芝居ができてホント楽しかった。

 

 

 

 

 

そして僕がずーーーっと自分に言い聞かせてた事

 

「上手くやろうと思うな!」

 

ついつい安心したいから失敗のない様に台詞を置いてしまう。

順番にハイこれ、次これ。

って間違いの無い様に、作業の様な芝居になっちゃう。

 

これだけは気をつけてた。

 

 

だってそんな芝居面白く無いじゃん!

ワクワクしないじゃん!

 

 

台詞忘れても、zoomの芝居で出番なのに役者が出て来なくてもw

前向きに演じる。

 

逆にハプニングほど観てる方には面白い物はない。

(演出の藤村さんは打ち上げで「あのまま出て来ないのも面白いから続けても良かったよね!」

って嬉しそうに当事者の僕たちの前で笑ってた。ホント勘弁してw)

 

 

 

上手くまとめようをしない!

 

周りを信じて感じて演ずる。

 

だから本番で思いも寄らない感情や行動がポロって現れる。

それを拾ったり打ち返したりする。

その瞬間瞬間が自分でも鳥肌が立つほど面白くて興奮するんだ。

 

なんであんなに演劇経験の少ないメンバーがあそこまで大胆になれるんだろう?

 

ウチの劇団員はみんな攻めるよなーーーー!

 

 

 

上手くやろうと思うな!

 

 

 

そう思いながら今は仕事をしています。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

最後に代表の藤村さんが僕を劇団に誘ってくれたからこのごきげんなメンバーに出逢えました。

 

ホント皆さんに感謝してます。

 

そして観客の皆さま、ありがとうございました。

 

またいつの日かお逢いしましょう。

 

 

 

 

 

 

それでは今夜もバーで素敵なひと時を♪

 

 

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