プールコーチ時代に学んだ事はたくさんありますが
その一つは『息を吐く練習をする』ということです。
人間は水の中に入ると、本能的に息を吸おうと
努力します。肺の中に空気があるのに無理をして
吸おう吸おうとするので、どんどん苦しくなるわけです。
だから『吐く』練習をします。
ボビングと言うのですが、息を吸って水に潜り
水の中で鼻からぶくぶく息を出します。
そして、再び立ちあがって水面に顔を出す時には
『パッ』と文字通り声を出して残りの息を全部
吐き切るわけです。
そうすれば、嫌でも自然に息を吸います。
吸わないと、死んでしまいますので（笑）
吸う事は意識しないでもできる。
でも『吐く事は意識しないとできない』というのは
とても大きな発見でした。
特に、水の中が怖いと感じる人にこそ
この練習は必要です。ストレスにさらされると
人は身を縮め息をひそめるものなのです。
呼吸さえ、不自由なくできるようになれば
ストレスからも解放される。
この気づきは、私に大きな影響を及ぼしました。
辛い時は、息を吐こうと思えるようになったのです。
ただ、フーと息を吐く、当たり前だけど難しいのです。
私のアサーティブ・ストレッチに参加して下さる
皆さんにも『息をして下さい』というより『笑って下さい』と
声をかける方が多いです。
だって笑う時、人は、自然と息を吐いていますから！
この話を友人にしたら、彼女が
さらに、奥深い話しを聞かせてくれました。
でも、長くなってしまうので、また次回書きまあす。
さあ、せっかくですから目を閉じて
ふーと息を吐いてみましょう。
私も、あなたも肩の力を抜いて
また1週間を過ごせますように。
ペタ変わりに、こちらに
お願いします。
