本日、ドキュメント映画「マリウポリの20日間」を見に行った。
この映画は、ロシアのウクライナ侵攻の始まりからの20日間をAP通信の
記者が記録したドキュメンタリー映画である。
ロシア為政者の判断一つで、多くのウクライナ市民が命を落としていく。
たった20日位で工業都市であるマリウポリが陥落しロシア政権下になってしまう。
AP通信記者がたのジャーナリストが現場から避難したのに、陥落寸前まで
現場の悲惨な市民の状況を伝え続けた。
世界で彼らの報告は伝えられロシアの戦争責任が問われ始まる。
しかし、当のロシアは映像は作為的に作られものと否定する。
ロシア国民からすれば、ロシアを貶める西欧諸国の陰謀ととらえるだろう。
現実の映像でも「フェイクだ!!」とされてしまう。
事実を証明は現場でなくてはわからない。しかし、彼ら以外に伝える手段がない。
現代社会の負の遺産とも言える情報の存在だ。
真と捉えれば素晴らしい技術手段と言えるのだが…。
戦争は「情報を制した者」が勝利を得る。そんな感じがした。
情報はもっと市民が幸福になるような存在であってほしい。
今も紛争がある地域では、苦しみ生死の世界で生きている市民がいる。
鑑賞後、劇場を後にして帰路の路上を歩きながら、この日本の平穏が不思議に感じた。
今、この日本が同じ惨状になったら、私はどう生きていけるだろうか?
多分、しばらくは心で悶々とするのだろうが、やがてまた平和ボケになってしまうだろう。