明日で発生から13年になる「東日本大震災」の時の宮城県の大川小学校の
生徒・教員が津波に流され命を落とした。
遺族の父兄が真相を知りたいと裁判闘争までになったドキュメント映画だ。
この映画で私も知らなかった事として「子供の命に金額をつける」という点だ。
日本の裁判では国家賠償等では命の値段をつけないといけないということだ。
遺族たちは真相を知りたい、子供たちの最後の行動を知りたいだけなのに、
法的には金銭が関わってくる。これによって誹謗中傷が発生する。
訴訟を起こした父兄の苦しみは如何ばかりか。
行政の自分達を庇う体質があからさまにされる。
証言の曖昧さや、記憶の曖昧さで瑕疵を隠そうとする。
この映画で思ったことは、教育という現場の責任論や命を預かる場の重さであり
将来のある子供であるという命であるという点だ。
命に金額をつけないといけない法的な仕組み。金額なんてつけられないだろう…。
この映画を通して、教育現場が命という点でもっと真剣に防災計画や命の重さを
考慮していくようにしてもらいたいと思った。教員サラリーマンでいいのか?
自然災害だけではない。いじめによる自殺など共通する点は命だ。
このドキュメンタリーは親の子度に対する愛情の実話だ。金額ではない。
明日で13年になる。まだ4人の子供が不明だという。
この震災と事案は風化させてはいけない。ぜひ、皆さんに観ていただきたい。