自己分析、あるいは旅好きにすすめたいアニメの話


 

 最近、自分の生活を振り替えって、気づいたことがある。旅が好きだということだ。

 以前から人並みに好きなことは自覚してきた。実家のテレビで旅番組をやっていれば眺めてしまうし、青春18きっぷを使って旅をするというのは何度かやってきた。

 人並みより好きだと気づいたのは、アニメがきっかけである。

 

 2025年、春アニメ。アニメ好きの中では、妙に似た3作品があることが話題となっていた。『mono』『日々は過ぎれど飯うまし』『ざつ旅』の三作品である。この中で、一番人気、評価が高かったのは『日々は過ぎれど飯うまし』で、次点で事前の期待が高かった『mono』という感じだった。だが、僕が最も好きなのは『ざつ旅』の方である。

 

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 『ざつ旅』のレビューを見てみると、もちろん好意的な意見もあるものの、起伏がないとか、主人公に魅力がないとか、そういうネガティブな意見も見られる。一方で、僕が感じたのは、むしろそれがいいんじゃないだろうかと思う。

 

 『日々は過ぎれど飯うまし』、『mono』と比較すると、この2作品はキラキラした青春キラキラものであるに対して、確かに『ざつ旅』には、そこまで大きな感情の起伏もなければ、激烈なドラマ性があるわけではない。

 ただ、普通の人の旅というのはそういうものだし、僕の好きな旅はそういう旅だ。

 

 ここで感じたのだ。「あれ、俺旅、好きなのか」

 

 振り返ってみると、一人旅というのを高校くらいから割としている。

 友達とプチ旅行をしたこともなくはないが、一人でアホみたいな旅をする方が割と好きでしている。

 

 『ざつ旅』は、僕の旅を、お金を無際限に使ってしたバージョンのように思える。別に感情の起伏が激しいわけでもない。ドラマ性もない。現地の人と特別関わることもない。

 

 「ここがあの○○なのか」とか「ここってこういうことなのかな」とか、その程度のことしか感じてはいない。でもそれが楽しい。そんな旅行である。

 そんな旅行が僕は好きだったわけだ。

 

  アニメの紹介

 

 さて、アニメで気づいたから、過去に見たアニメもそうなんだろう。そう思って、旅好きだからこそ、好きだったであろうアニメ、いわば旅好きにすすめたいアニメをご紹介したい。

 

 

  ログ・ホライズン

 

 僕が恐らく、最初に好きになったアニメである。ログ・ホライズンは架空のゲーム「エルダーテイル」の中に閉じ込められるというSAO的な設定のアニメだが、そのゲームは、2分の1サイズの地球を舞台としている。だから、登場する各地のダンジョンや構造物が実際の街並みを廃墟化したような世界になっている。
 地球世界へ帰還するという目的のもと、その世界を攻略、いわば旅行をすることになる。
 こういう「現実世界を題材とした架空世界の旅行」というのが『ログ・ホライズン』を好きな作品たらしめているということに今になって気づいた。

 

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  無職転生 ~異世界行ったら本気だす~

 

 いわゆる転生モノの代表作だ。僕が好きなのは特に第一期で、なんとなく第二期の空気感はそこまですきではないなぁと思っていた。旅が好きだという前提にたって、第一期をみると、エピソード9~22あたりまで、この転生先の世界で転移を経て旅をせざるを得ない状況になっているのだ。この作品は、作画が美しいことに定評があり、この旅も綺麗に異世界を描き出していた。さらには、エピソード3あたりまでは、転生先の世界がどのような世界なのだろうかというのが、主人公の目線で楽しめる。
 そういった点で旅行的な楽しさが上手く異世界作品に落とし込めているのだと思う。

 

 

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  終末ツーリング

 

 最後に紹介するのは、『終末ツーリング』だ。実はまだアニメにはなっていない。珍しくアニメ化前にマンガで読んだ作品である。最近アニメ化が決定して、間違いなくみるリストに入っている。

 ほかに人のいない世界、終末世界を旅する作品として『世界の終わりに柴犬と』も好いているが、『終末ツーリング』は旅に特化している。『ログ・ホライズン』のような「現実世界を題材とした架空世界の旅行」が好きな方には激推しの作品だ。

 

 ちなみに、LINEマンガで読んでいる。

 

 

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  さいごに

 書いていて旅行したくなったので、最後に書く気力があまりないのだが、『ざつ旅』はいい作品だったと思う。それはきっと、起伏のない、なんともない旅行が好きだからだと思う。一方で、紹介した3作品は、おそらくそれなりに起伏のある作品だと思う。割とどんな人にも受ける作品を紹介したつもりなので、是非観てほしい。

 

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