引っ越し後初めて市立図書館に行った話

引っ越して1か月,少し市立図書館は遠い場所にあるので今まで行かずにいた.かといって,読みたい本がそこにあれば別で,今回初めて尾道市立中央図書館へ行ってみた.そこでの感想について今回は書いてみる.

 

  立地

 

尾道駅から東西で言えば東側,かといって東尾道といった,山を隔てた場所ではないもののあまりアクセスがいい場所とは言えない.市役所も少し東側にあるが,図書館はそこから北側,ある意味尾道らしい狭い路地に入った場所にある.

尾道市はしまなみ海道を擁する市だけあって,その市域は瀬戸内海の複数の島に及ぶ.そのため,島ごとに図書館がある.市民が一挙に集まる中心部というものがない,あっても小規模であるから中央図書館を皆が集まる位置に置くよりは,複数の場所に分散させて置きたいということかもしれない.

図書館に至る道

  建物

 

立地はさておき,2階建ての立派な建物である.

図書館の外観

入ると右側には休憩スペース.たくさんの中高生が勉強のためつかっいた.昨今のオシャレな図書館のように,カフェなどが入っているわけでも,コンビニがあるわけでもないが,カップ式自動販売機もあり必要十分だろう.前にはいわゆる図書館が,2階には自習室,会議室がある.近ければ使いたい施設だが,遠いのは致し方ない.

図書館ホール   図書館2階

 

  図書館のシステム

 

図書館の施設の中を一通り見た後,本来の目的だった本を借りようと思い,貸出カードの発行をお願いした.本を借りたのち,この貸出カードに驚かされた.カードに貸し出した資料の名前,期限などが書かれていたのだ.文字の印字から見てサーマルカードのような熱を加えることで文字を書くものだと思った.しかしサーマルカードだと消せない.繰り返し資料を借りたらどうなるんや,と思って調べたがロイコ式リライトカードという消せるサーマルカードのようなものがあるらしい.振り返ってみると献血のカードはそうなっていた.(最近はスマホだから忘れていたが)券面に返却期限を書いてくれれば,わざわざあの無くしやすい感熱紙なんて渡す必要もないし,いちいちHPにアクセスして調べる必要性もない.そんな便利なものがあるのかと思いつつ,スマホにしてくれないかなぁと,元も子もないことを考えた.

さて,借りたら返さないといけないわけだが,返却の仕方にも少し驚かされる.わざわざ遠くまで返さなくてはいけないのかと思ったが,市内,市外の2か所の書店で返すことができるのだという.とても便利である.忙しい場合でも買い物ついでに返却できるのは便利だ.できればこれが拡大して,大学の図書館などでも返却できるようになればありがたい.

 

  まとめ

 

今回初めて尾道市立中央図書館へ行ってみたが,少し感動した.使ったことのある図書館の数など両手で収まる程度だが,図書館など大体どこでも同じだと高を括っていた.しかし,それは違った.各市図書館にも個性があるのだと,工夫次第で便利になる部分もあるのだと気づかされた.普段利用していても,当たり前と思って改善点が見えていないこともあるのではと思った.この便利な図書館を利用しながら,普段の生活も先入観に囚われず改善していきたいと思う.

 

 

 

 

 

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