今日は図書館記念日
日本図書館協会が、図書館法の公布日を記念して、4月30日を「図書館記念日」と制定した。
過去には、4月2日を図書館記念日としていた。これは、時の帝国図書館長、松本喜一が、昭和天皇に図書館に係る、御進講を行った日である。それと決別するという意味合いもある。というのも図書館協会ホームページには書かれている。
実際、戦前、出版社は戦争を扇動し、出版社は戦中は軍政に協力していた。戦時に国家に協力しないようなこともないとは思うが、扇動したのもあり、責任を問う声もあったようだ。
その、政治体制を支持した反省も込められているのではなかろうか。
閑話休題、図書館記念日に際して、図書館の活用術を指南する本を読んだので紹介する。
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ビジネスパーソン向けか?
実用書は、誰を対象にして書いているかが重要だと思う。この本は、社会人、ビジネスパーソン向けだと思われる。
が、図書館の使い方自体は、だれが使おうと同じだから、事例が想像し難いことを除けば大学生・高校生でも読んで満足できる本だと思う。
中には、大学の図書館に関する事例も出てくるので、調べものをする前に読んでおけば便利かもしれない。
情報の宝庫
図書館が情報の宝庫であるのは自明だが、皆さんの中にはインターネットのほうが素晴らしいという考えもあろう。
しかし、インターネットの情報が玉石混交で、Google Scholorでも使わない限り、参考文献に当たれる情報は少ないだろう。
そういう点で本は、有利性がある。
昔読んだ池上彰氏の本に、"池上彰氏は急いで調べなければならない時は、インターネットで複数のソースから調べる。時間があるなら、書籍を使って出典にもあたる。"と書かれていた記憶がある。
書籍も単純に信じていいものではないが、ネットに比べれば質の良いものには違いない。
また、調べたいことが抽象的だった場合、インターネットでは調べづらい。そもそも、調べたいことを文字に起こさなくては調べられない。そういう点において図書館には図書館司書がいる。レファレンスサービスを利用するのだ。
ここで思い出すのは、『100万回死んだねこ』である。実際には『100万回生きたねこ』であるが、覚え違えがあるという代表例になっている。根本的に間違えるとインターネットでは見つけられない。
情報を探すプロ、図書館司書がいる図書館なら多少の間違えならたどり着きたい所まで行けるだろう。
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図書館の進化
世の中のデジタル化に伴って、図書館にも進化がおこる。蔵書の予約をインターネットで行ったり、電子書籍を借りられたりする。
驚いたのが、前述のレファレンスサービスである。
僕は人と話すのが苦手でレファレンスサービスの利用にも尻込みする。
ここで使えるのがレファレンス共同データベースだ。詳細な使い方は、本書を参考されたいが、国民投票について調べると、
このような検索結果が表示される。
読みたい本が思いつかない場合は、ここに頼るのもよさそうだ。
まとめ
この本には、図書館をどう活用すべきかの基本が書かれていた。
図書館のヘビーユーザーでも、図書館を書店の無料で貸してくれる版程度の認識しかない場合も多い。是非、お近くの図書館のホームページを開き、この本を予約して、図書館へ向かおう。
拙い文章で申し訳がないが、ここで閉じさせてもらう。
参考:
日本図書館協会
みちくさのみち
図書館の思い出ある?
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