ある部族の悲劇を伝えさせてください | 【H♡ART】~Healing ART~

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 ネイティブアメリカンの
   生き方にまなぶ
   日本人のこころ

World Water Day


世界中で各地の時間の午後3時が祈りの時間でした



今年は水辺ではなく自宅で


午後3時


水に感謝する唄をうたい


深い深い想いを込めた



 

ビーズのカメをつくっておりました



昨年夏のアメリカ・ミシガン州で


2度までも奇跡の受け入れをしてくださった湖





 

実はここには


アニシナベ族の小さな集落の悲惨な歴史があるのです



私がアメリカ在住中に出会ったネイティブアメリカンの多くは


その集落に住んだ方々のご子孫たち


私の気持ちがどうしてもと望んだ先には


必ず彼らが居ました



遠く日本から彼らを想うときも


この湖が祈りを求めていると感じていました


そして昨年


湖が私を呼び寄せ


祈る機会を与えてくださいました



1836年


アメリカ合衆国とミシガンのネイティブたちの間で協定が結ばれ


ミシガン州の約1/3の大地が国のものとなりました



そのときに


チーフたちは署名(ただの×印です)の横に


氏族の象徴の動物を描いたそうです



 

私がいつも身につけているこれは


いちおうクマ(笑)


あるチーフが描いた絵を許可をいただいて模しました



国に大地を譲ったあとのネイティブたちには


”居留区” という形で住む場所が与えられ


この湖のそばにも集落ができました



しかし


森林の木々を欲しがる白人と共謀した警察とが


若いおとこたちが出掛けたあとの集落へ押しかけ


エルダー おんな こども たちを秋雨の降る屋外へ追い出し


家財道具の一切を奪い

 

彼らの目の前で家を焼き払いました…



家を失った23家族は


雨のなか60キロを歩き


シェルターになる場所を見つけました



106歳のおばあちゃまも歩きましたが



 

シェルターに着いて間もなく亡くなりました

 

 

私利私欲のためだけに行われた卑劣な行為であったのに


ネイティブたちには住む場所の提供も


奪われた大地の返還もされませんでした



「欲しけりゃ沼をやるよ」 が政府の返答なのです



あのときからずっと


今なお


彼らは自分たちの権利と大地のために闘っています



この悲惨な歴史を


せめて形にして遺そうという運動が始まりました


唯一彼らのものとして遺されている墓地を


米国国定歴史建造物 とするために


寄付金を募っています



自分自身が経済的に余裕なんてないので


みなさんにドネーションをおねがいすることにも

 

少し抵抗があります…

 

 

でも協力したい!

 

 

そこで


自分の能力と努力でできることで参加したいと思います



ご協力いただけるという方に


カメのストラップをお買いあげいただき


その全額 + 私のへそくり(笑) を


彼らに送りたいと思います!
 
 

カメは


彼らの部族旗のデザインであり



 

ネイティブアメリカンの住む大地も意味しています


そして


水のいきもの


神聖なるスピリットです



World Water Day


”愛おしい” を感じた一日です