中古パソコンを購入したユーザーは、OSの初期化を行うべきではない。

 パソコンを譲渡するユーザーは、OSの初期化を行うと共に、Microsoft Officeを再インストールして置くべきである。

 

 Windows OS及びMicrosoft Officeのライセンスは、Microsoft アカウントに紐付けされている。

 パソコンを譲渡する場合にMicrosoftアカウントを付属させることはできないので、Microsoft Officeがプリインストールされている中古パソコンを購入した場合はOSの初期化を行うべきではない。

 

 依って、PCを譲渡するユーザーは、OSのライセンス認証を経た時のMicrosoft アカウントを使用してWindows OSをクリーンインストール(初期化)すると共に、Microsoft Office20**を再インストールして、OS及びMicrosoft Officeのライセンスが認証されていることを確認して置くことが必要である。

 

 この2つのことを確認してから、ローカルユーザーアカウントを作成し、この時のパスワード作成欄では何も入力しないままにする。

 これにより、パスワードなしの標準アカウントが作成されるので、アカウントの種類を管理者アカウントに変更する。

 その後、スタートボタン⇒設定⇒アカウント⇒ローカルアカウントでのサインインに切り替えるの順に選択し、ローカルアカウントでサインインしてから、スタートボタン⇒設定⇒アカウント⇒メールとアカウントの順に選択して、Microsoftアカウントを削除する。

 

 PCを譲渡するユーザーがこの処理を行っていても、2年を経過すると当該パソコンはライセンス認証を経た時のMicrosoftアカウントが失効するのでMicrosoft Officeも同時に執行となる。

 OSのライセンスはマザーボードに記録されているので失効はしないが今後どうなるかは解らない。