2021年6月24日午前11時(日本時間6月25日午前0時)に開催したイベント「What’s next for Windows」で「Windows 11」のリリースを発表したMicrosoft社は、その3日後にWindows 11の最初のプレビュー(ビルド22000.51)をWindows Insider Program(Insider Program)向けにリリースした。

 

 このプレビュー版は、Insider Programプログラムに加入し、要件を満たすPCを持っているユーザーなら誰でもこのを試すことができる。

 

 Windows Insider Program(Insider Program)は、「Windows OS」のプレビュー版を早期配布するMicrosoftの施策の1つのことである。

 

 Microsoft側は、開発の早い段階にプレビュー版を広く早期配布することで、ハードウェアや構成、設定の違う環境でのテストや、ユーザーの機能への評価(フィードバック)、バグや問題のフィードバックなどの情報を経て改良に役立てたりすることができる。

 

 ユーザー側は、Insider Programに加入(登録)し、要件を満たすPCを持っていれば誰でもプレビュー版を試すことができる。

 

 外部機器製造メーカーなどは、自社製品のソフトウェアの開発(SDKにもプレビュー版がある)や、将来バージョンのWindows OSでの動作評価や所有ハードウェアへのインストール作業の評価などが可能になるので、当然Insider Programに加入したユーザーを置いていることが容易に推測することができる。

 

 個人ユーザーでも、要件を満たすPCを持っていれば知識の程度にかかわらずInsider Programに加入してプレビュー版を試すことができるということである。

 

 要件を満たすWindows 10搭載PCで、「設定」⇒「更新とセキュリティ」⇒「Windows Insider Program」の順にクリックして、開発チャンネルを有効にする。