Windows Updateの月例配信は、セキュリティ更新プログラムの公開については、米国ワシントン州レドモンドMicrosoft社から、米国時間(EDT/米国東部標準時UTC-0400)の毎月第二火曜日(日本時間では第二火曜日の翌日)に配信される(ワシントンと日本の時差)。

 また、未修正の脆弱性の悪用が急速に広がっているなど緊急に対応する必要がある場合は、定期スケジュール以外の日に公開することもあるとしている。

 

 毎年前期(3月以後)及び後期(9月以後)に、大型のWindows Update(バージョンアップ)の更新プログラムが配信される。

 

 配信された更新プログラムは、PC使用時にPCの状態に応じて、バックグランウンドで自動的にダウンロードされてインストールされる。

 更新プログラムのダウンロード中やインストール中にPCをシャットダウンさせた場合は、次回のPC使用時にやり直しとなる。

 このため、Windows Updateは更新プログラムが配信された直後に行われるとは限らない。

 

 ダウンロードやインストールのやり直しを繰り返している場合や、PCを使用することがない場合は、Windows Updateが行なわれないので、更新プログラムが滞ることになる。

 更新プログラムが滞ると、PCの動作が徐々に遅くなり、殆ど動作しない状態になることもある。

 

 更新プログラムのインストールが終わると「今すぐ再起動」のボタンが、トースト表示(既定では5秒)されることがある。

 トースト表示が消えた後は、「アクションセンター」に表示されている。

 

 「アクティブ時間の変更」の設定時間内は、更新プログラムのインストール後の再起動が自動で行われることがない。

 「アクティブ時間の変更」の設定時間内は、ユーザーが「アクションセンター」や「更新とセキュリティ」を表示して、「今すぐ再起動」のボタンが表示されていないかを確認することが必要である。

 

 「今すぐ再起動」のボタンが表示されている場合は、なるべく早期の都合の良い時に「今すぐ再起動」のボタンをクリックすることが必要である。

 「今すぐ再起動」のボタンをクリックしてPCが再起動した後は、画面がブルースクリーンとなり、「構成」の準備中となることがある。

 

 PCが再起動した後の「構成の準備」が整い、「構成」が始まった場合は、ユーザーがPCを操作することは厳禁で、時間がかかることがあるので放置しPCから離れた方がよい。

 ユーザーが、「今すぐ再起動」が表示されていることに気付かずに、「アクティブ時間の変更」の設定時間内にPCの使用を終了し、シャットダウンした場合は、「今すぐ再起動」待ちの状態になる。

 「今すぐ再起動」待ちの状態の場合は、更新プログラムのインストールが行なわれないので、これが滞るとPCの動作が徐々に又は急に重くなり、その状況によっては1つのことを行うのに15分以上かかるようになることもある。

 

 「アクティブ時間の変更」の設定時間外で、PCが使用できる状態になっている場合のWindows Updateは、更新プログラムのインストールから「構成」までが全て自動的に行われる。

 このため、「今すぐ再起動」待ちの状態だった場合は、「アクティブ時間の変更」の設定時間外で、PCが使用できる状態になっている時に、PCは自動的に再起動する。

 「構成」が行なわれている時に、強制終了したり、宅内のブレーカーが落ちるなどにより停電したりした場合は、Windowsが動作しなくなることがある。

 

 Microsoft Updateの詳細オプション

 「スタートボタン」⇒「設定」⇒更新とセキュリティ」⇒「詳細オプション」の順にクリックする。

 

 更新プログラムのオプション

 「Windowsの更新時に他のMicrosoft製品の更新プログラムも受け取る」のボタンをチェックオンにして置くと、「Microsoft Update」となり、Windows Update時に、他のMicrosoft製品(Officeなど)もUpdateされる。

 

 更新プログラムの通知

 更新プログラムのインストールが終わり、PCの再起動が必要な場合に、通知されるようにして置くとよい。

 

 アクティブ時間の変更

 Microsoft Update又はWindows Updateで再起動が必要な場合がある。

 「アクティブな時間の変更」は、再起動を自動に行われないようにする時間谷の変更で、既定では「08:00~17:00」になっている。

 

 更新の一時停止

 最大35日間、更新プログラムのインストールを停止することができる。