パスワードなどの入力を省略したサインイン
ローカルアカウントでのサインインを使用している場合は、ローカルアカウントのパスワード又はPINの設定を省略することができる。
既にパスワード又はPINの設定を行っている場合は、これを削除することができる。
自動サインイン
Microsoftアカウントでのサインインを使用している場合は、自動サインインの設定を行うことができる。
Microsoftアカウントは、パスワードの設定が必要なので、パスワードの設定の省略や削除を行うことはできない。
Microsoftアカウントは、PINを設定してからでも、パスワードを削除することはできない。
自動サインインの設定手順
1.「ここに入力して検索」へ、「netplwiz」と入力し、Enterキーを押す。
※.「ユーザーアカウント」の「ユーザー」のタブが表示される。
2.「□ユーザーがこのコンピューターを使うには、ユーザー名 とパスワードの入力が必要」をチェックオフにする。
3.設定するアカウントが選択されていることを確認し、「OK」をクリック。
4.表示に従い、パスワードを入力して、「OK」をクリック。
5.PCを再起動して、自動的にサインインされることを確認して完了。
自動サインインの解除(ver.21H1以降)
自動サインインの設定/解除は、「ここへ入力して検索」へ、「netplwiz」と入力してEnterキーを押し、「□ユーザーがこのコンピューターを使うには、ユーザー名とパスワードが必要」のチェックボックスをオン/オフにするだけでよかった。
ver.21H1から、解除する時には「□ユーザーがこのコンピューターを使うには、ユーザー名とパスワードが必要」が表示されていない状態になった。
レジストリエディターの編集により解除処理を行うと、「□ユーザーがこのコンピューターを使うには、ユーザー名とパスワードが必要」が表示されるので、設定の方法は変わっていない。
レジストリエディターの編集手順
1.スタートボタンの右隣の検索ボックスへ、「regedit」と入力。
2.Enterキーを押す。
3.「ユーザーアカウント制御」で、「はい」をクリック。
4.表示されたレジストリエディターを、次の順に開く。
HKEY_LOCAL_MACHINE⇒SOFTWARE⇒Microsoft⇒Windows NT⇒CurrentVersion⇒PasswordLess
5.「Device」のフォルダーをクリック。
6.プレビューの「DevicePassword LessBuildVersion」をダブルクリック。
7.「値のデータ」の「2」を「0」に変更し、「OK」をクリック。
8.レジストリエディタのパスを、開いた逆順に閉じて完了。
自動サインインにはデメリットがある
Microsoftアカウントの自動サインインの設定を行っていても、パスワードは必要である。
サインイン画面以外の何処かでパスワード又はPINの入力を求められることがある。
Microsoftアカウントの確認画面が表示されることがあり、パスワード又はPINの入力が必要になる。
Microsoftアカウントの確認が行なわれないと、アカウントがロックされることがある。