最近栄養学を勉強中のりゅうです🌟
僕は慢性期の病院から始まり、急性期、回復期、外来、訪問とやってきました。専門は徒手療法を用いた運動器疾患ですが、脳梗塞後の方のリハビリも行なっています。
脳梗塞後の患者は「痙性」という勝手に筋肉が緊張してしまう症状が出ます。
この痙性は根本的には脳の細胞が損傷したことによるものなので完治することはできません。
しかしながら、
痙性によって筋肉が緊張してしまうと、
本当は問題の少ない筋肉、
つまり二次的に良い筋肉までも緊張してしまいます。
リハビリでは、この二次的に悪くなった筋肉を良い状態にして、それを機能させることに主眼を置いて治療します。
しかし!
痙性を伴った筋肉は非常に硬い…汗
そのため、僕は「プレーティング」を行います。
ここからはプレーティングを使用する理学療法士向けです。
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効果的な使用法について説明します。
今回のケースは、
「痙性に伴って内転、内旋が出ない。」
こんなケースありますよね。
想像してみてください。
端座位にすると、麻痺側の股関節が外転外旋してしまう。
立ち上がろうとすると、足底が上手く地面に着かない。
立つ瞬間に膝が反射的に伸展してしまい、麻痺側に荷重がかけられない。
上手く立てなくてそれを促せないセラピストである自分にイラッとしますよね。笑笑
想像できましたか?
こういったケースありませんか?
しかも高齢者でオムツ履いてて、
「臀部が触診できない!」
コレがまたセラピストを悩ませるんですね。
そんな時にプレーティングを使用してみましょう。
患者を側臥位とし、膝の間に枕を挟みます。
大臀筋を短縮させ深部の筋肉を狙います。
股関節を屈曲位で内旋させると梨状筋のストレッチとなりますが、背臥位で少し角度を色々と変えて評価してみましょう。
中臀筋は腸骨稜に起止しますが、繊維が斜めなので、
骨盤の動きにも大きく影響しますので、梨状筋だけでなく中臀筋や双子筋、大腿方形筋などもみてみて下さい。
評価で見つけたターゲットとした筋肉の硬い部分をカッティングにて評価をします。
硬く緊張の高い筋を見つけたらプレートを筋肉に対して水平(筋間を狙う場合)、もしくは垂直に当ててセットします。
それからプレートを持った手とは反対の手で膝を持ってターゲットの筋肉が緩む位置を見つけます。
その位置でプレートをゆっくりと押し込んでいきます。
プレートを押し込む圧はgrade2です。
麻痺の患者の場合は感覚障害があるため、強度を誤って血管を損傷させたりするリスクがあります。
注意してください。
そのままリリースがかかるまでおおよそ1分程度待ちます。
個人的には中臀筋からスタートして梨状筋、双子筋
双子筋、大腿方形筋と進めるとかなり効果があります。
その後、再評価してください。
徒手療法の大事な点は必ず再評価することです。
これは必ず行なってください。
痙性で硬い筋を治療する場合にはプレーティングは効果的です🌟
是非試してみて下さい。
今月の腰椎側弯に対する治療アプローチの
研修はもうすぐ埋まります
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プレーティング
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