パーキンソン病の患者様…
身体が硬い!!
とにかく硬い!
股関節が外旋し拘縮してガッチガチ(*꒦ິ⌓꒦ີ)
そんな経験ありませんか?
普通の病院で働く皆さんは誰しもが経験する拘縮している患者さんにもプレーティングは有効です☆
ハッキリいって手でやってたら手が壊れます。(^。^;)
今回はそんなケース…
寝たきりで股関節が外旋して拘縮。
ポジショニングも悪かったのか腓骨頭部位に床ずれ(褥瘡)が!!
コレを治すのも僕らの立派な仕事です。
何しろ痛そう…汗
自分では動かせないから、、、
なぜ放置するんだと思うんだけど、実際の現場では慢性的な人手不足!!
参った参った…
さて、パーキンソン病の方は固縮という筋肉が異常に緊張してガッチガチになってしまいます。すると、本来ある関節の可動域もなくなっていき、二次的に関節拘縮が出来てきます。その為、動かし初めは痛みが伴います。(T_T)
かわいそうです。
こちらが動かそうとしても抵抗感が強くなかなかやっかいです。
たぶん普通のセラピストはそこで諦める人がほとんどだと思います。汗
でも、僕は寝たきりの方でも全力を尽くして治していきます!
そんな方にはプレーティングの手技の1つhammeringです。これはhammerを使ったプレーティングならではの手技の1つですが、関節に振動を加えて関節内の滑液の循環、関節mobilizationを含みます☆
この方は初期評価 、両股関節内旋角度ー30度!キッツ!汗
僕の独自のやり方ですが、
外旋位の股関節をベルトで固定、下肢のねじれは足部からねじれているため、足部からねじれを修正していきます。
各部位をhammringにて振動させて内旋方向へ持っていきます。可動域が拡がった分だけベルトを締めていき、股関節を閉じていきます。そしてまた刺激、ベルト締める、刺激と繰り返していきます。
ベルトで持続的に締めることで軟部組織にストレッチをかけていきます。
かなりキツキツです!
なぜハンマリングが効果があるのでしょうか?
関節mobilization にはグレードがありますが、グレード3まではゆっくりと行います。そのため筋に収縮があると拮抗され、拒否されるわけです。
グレード4以上ではマニュピレーションになるわけですが(こちらも効果ありますが、上手くやらないと害を与える危険も)
かなり高速にしかも強いので骨が弱い虚弱な高齢者には骨折させる危険もあります。
これは筋が拒否できないスピードでやります。(ボキボキ系)
ハンマリングでは高速の振幅で負荷も微弱から大きな刺激まで行えます。
経験者にはわかると思いますが股関節が外旋位、屈曲拘縮拘縮していると脊柱が棒のようになりまっすぐ座れません。本当に大変です。
この方も座れませんでした。
介入後、股関節内旋可動域は0度となり、全介助ではありますが、ベット上端座位が楽にできるようになりました☆
普通型車椅子離床も2日で獲得!(まだ血圧管理が必要で15分程度ですが)
普通のモビでは効果の出にくい場合には是非お試し下さい☆(≧∇≦)
今日は講習会だから頑張ろ☆