操業停止 | 福岡よかとこ

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5月6日(木)夕方にコロナ陽性者3人目が判明してしまいました。

保健所から5月14日(金)まで職場は操業停止、全員自宅待機を行う様に指示が出る事態になってしまった 💦


前回から動きがあったのは、5月5日(水)事務員さんだけ出社してましたが昼過ぎに帰ろうとしたところに保健所からTELがあり職場全員PCR検査を受ける様に連絡があったとの事。

全員が職場を抜けて検査に行く事は「会社も保健所も出来ない為」交渉の末、翌日の朝に検査キットを全員分取りに行き直ぐに保健所へ持ち帰るって段取りになりました。


ちなみにこの頃から先に陽性になった2人は酷い高熱と倦怠感、身体中の痛みで苦しんでいます。

社長は移ったホテルから病院への状態。

顧問は移ったホテルで解熱剤治療。


5月6日(木)自宅から保健所まで一番近い私が立ち寄り職場へ検査キットを届けたんですよ。

ちなみに、朝8時30に受け取り→9時過ぎに職場到着→全員の唾液を個別にカップに入れる→10時までに保健所に届ける。

結構タイトでハードでした。

じゃないと、「早くて夕方に結果が分かる」って言うのに間に合わないんです。


そして夕方、約束の時間になっても保健所から連絡も無く時間外なのでこちらから電話も繋がらない為、事務員さんと2人で待ってましたが職場を後にしました。
(1番陽性の可能性が高い事務員さんは気が気じゃない様子)


ところが帰宅途中に私の携帯に事務員さんから連絡があり「今、保健所から連絡があったっ 💦 今後の対応の事があるけん戻ってきて欲しい」



今後の対応 ⁉️



そう



3人目が判明したのは事務員さん1人だけでした。


もう陽性者出ないでって願いは叶いませんでした。



事務員さんとは私は仕事中、頻繁にやり取りしてます。

社内におけるほぼ全ての出来事を密に情報交換しながら仕事を成立させています。

良き相談相手であり、互いの理解者であり実質的に会社を動かし切り盛りしてる事務員さん。

これまで何度も自分を犠牲にして私を助けてくれました。

心置きなく仕事が出来る環境を作ってくれて一番信頼して尊敬してる事務員さん。


陽性って分かった時から基礎疾患のある私にとっては最も危険な人として認識しなくてはならなくなってしまった。


感情面でコロナ禍の互いに一番辛い瞬間。


それでもあえて同じ事務所に戻って来て欲しいと言う願い。



こっから先は感染予防的にも良くない事でしょうし価値観や考え方、賛否両論複雑な交差もあります・・・



私はためらいなく戻りました。


操業停止における従業員や取引先、本社への連絡、予定の変更やそれに伴う調整とあらゆる事態の想定等めちゃくちゃ大変でした。


事務員さんはいつも以上に完全防備な状態で微塵の動揺も見せず、毅然と仕事をこなしてましたが心は完全にへし折れ砕け散ってる事くらい簡単に分かります。


私のジョークに時折真っ赤な目で笑みしたり


私も感染対策? もう今更感染してるなら感染してるハズって頭にあるし、いきなり停止になっても一部予定になってるものは夜だしどうにもならない事で頭一杯です。

それに事務員さんの一部の仕事を引き継ぐだけでも大変です。

忙しく寝れず38時間起きてたらコロナなんかどうでもいい気持ちになりそうでした。


結局、翌日から今日まで本社許可の元、時間限定で私ともう一人の同僚と再度の業者による消毒と仕事の対処をして来ました。


取引先等にもコロナで操業停止の告知済みです。


今日は久しぶりに休みです。



職場の善処は出来ても・・・

社長は現在も鼻に酸素管が入って平行線。

顧問は昨日、ホテルから救急車で運ばれたが受け入れ先が見つからず5時間後にようやく病院へ。
検査で肺が真っ白(末期状態)らしい。
本人から命からがらTELで救急車ん中で「死を覚悟」したってです。


悪い事は考えない様にしています。

また一緒に仕事出来ると信じています。



そして



自宅待機中の事務員さんは陽性判定日から7日目無症状、感染したであろう日から数えても13日間無症状です。


社長らと同じウイルス❓

無症状タイプ❓ それとも免疫力の差❓


そう彼女はおそらく30年以上、無遅刻、無欠席、無早退。

病気どころか風邪引いた事も熱出した事もないそう。

症状無ければ保健所から来週17日に出社していい許可が降りているそうです。



ちなみに私も身体なんともありません。

陰性者の皆も異常ありません幸いです。



15日からは陰性者のみで操業再開なんです。


社長も顧問も事務員さんも居ない状態での稼働は65年の歴史で初めての事になります。

日本と世界に拠点がある中で初めてのコロナ発生って事で大注目も浴びてしまってます。


不安ありますが万が一、私が離脱しても大丈夫な様にもまだしなくては。



コロナ禍、頭では分かっていてもいざ目の当たりにした瞬間から本当に突然全てが変わってしまいます。

備えてなんて言ってもやっぱり実際に起きないと分からなかった事だらけ。

実際に起きて動いて初めて知る事や上手く事が運ばない苛立ちや落胆に失望感。



「絶対にコロナにかかるなよ」って顧問の瀕死の電話声に同僚は死んだ親父の遺言みたいに思えて頭から離れないって言っています。