こんにちわ
ぎゅうちゃん2020です。
いつも見て下さる皆さんも、
たまたま見たよの皆さんも、
ありがとうございます。
引っ越し準備に追われて、
更新が滞っているのですが
そんな中でも
これだけはと思う話題があったので書きます。
アメリカ映画界アカデミー賞の
授賞式が行われ、宮崎駿監督の
「君たちはどう生きるか」が
長編アニメ映画賞を受賞しました。
私もこの映画を観に行き、
感動を受けた一人なので今回の
受賞が本当に嬉しかったです。
「君たちはどう生きるか」は戦時中に
火災で母親を亡くした少年が主人公です。
そして話題になっている
「オッペンハイマー」は、
原爆開発を指揮した物理学者が主人公です。
つまり
どちらも「戦争の映画」です。
宮崎駿監督はこれまで
「火垂るの墓」や「風立ちぬ」のように
反戦映画を作ってこられましたが
「君たちはどう生きるか」からも
同じメッセージを私は感じました。
（ここからネタバレ少し入ります、ご注意下さい）
映画の中で
カリスマ性があり、しかし一方では
横暴なインコ鳥の王様が
考える力を失くしたインコ達を
統率していた世界。しかし王様が暴走し、
「世界の安寧を守る積み木」
を破壊してしまった事、
これは現実世界で、
パワー（ドルや石油、軍事力）をもって
世界を支配してきたアメリカ
そして裏でアメリカを支えてきた
イギリス
の様子ととてもリンクするのです。
私の受け止め方が勘違いではないか？
という見方もあると思いますが
鈴木プロデューサーの発言
「（物語の）最後の方は･･･
宮崎駿の『黙示録』だと思った。」↓
というところからも
やはり。。という気がします。
黙示録：
キリスト教の終末観。
世界はやがて終末を迎え、そのときイエスに
よって人々は『最後の審判』を受け、
天国と地獄に振り分けられる、というもの。
一方、クリストファー･ノーラン監督の
「オッペンハイマー」は
ナチスドイツの核開発に焦った
アメリカ政府から全権を託された
オッペンハイマーが
原爆開発を進めた様子が
描かれています。
3時間もある映画なのに、
開発後に何が起きたのか、
広島や長崎の場面が一切登場しない事に
違和感を持つ方も
これから出て来るでしょう。（公開は3月29日）
今の世の中と照らし合わせて
考えてみると、この2作品がアメリカの
アカデミー賞という舞台で話題になっている事は
非常に興味深いです。
映画界はメディア界同様に、
権力のある人たちに握られています。
（ノーベル賞もそうですね）
なので、原爆を正当化したい
「オッペンハイマー」が
アカデミー賞最多７冠というのは、
”今までの世界観”の延長
だと感じます。
しかしそんな中、
”今までの支配構造では世界は滅ぶぞ”
と警告をした日本の作品 
「君たちはどう生きるか」が
長編アニメ映画賞を受賞した
というのはとても意義深いと思うのです。
原爆を落とされた国の作品が
”歪んだ現世界を指摘”している訳ですからね。
当時の米国から見ても、
兵力・物資があきらかに低下した日本に
原爆を二度落とす必要があったのか？
広島にはウラン型原爆、
長崎にはプルトニウム型原爆、
なぜ種類が異なる原爆を使用したのか？
そのあたりをよく考えてみて下さい。
おのずと「実験をしたかった」
黒幕の姿が見えてくると思います。
私達は”考える力を失くしたインコ達”
になってはいけません。
コロナでたくさんの
気付きを得たはずです。
この狂った世界を”どう生きるのか”
考えてみた方がよさそうです。
最後に
ご縁があってこのブログを見て下さった方へ。
本当にありがとうございます。
このブログは、
「日本人が目覚めれば世界は変わる！」
をテーマの一部にしております。