下剤療法ヴィレーチャナ | 静岡のヨガスタジオgyutto〜ギュット〜

下剤療法ヴィレーチャナ



いよいよヴィレーチャナ(下剤療法)の日を

迎えた。パンチャカルマ(5つの浄化療法)

本番中の本番です。



いつものように朝5時半に生姜茶を飲み。



ジャラネティ。




スートラネティを済ませ。

(鬼軍曹のチェックが入る)



セラピーヨガクラスに参加。



その後、アーユルヴェーダ棟に向かい、医師の

メディカルチェック。ヴィレーチャナは身体に

かなりの負担がかかるため、当日体調が悪いと

受けられません。



施術室でお腹と背中を温めてから、外に出て煎じ

薬(下剤)を渡されました。



これがこの世のものとは思えない不味さ。



例えるなら、スパイシーな泥水の中に砂利が

入ってる感じ。泥水も砂利も飲んだことはあり

ませんが…



生の生姜と生姜黒糖を食べながら飲めと渡され

ましたが、それくらいじゃ舌はごまかされない。



みんなで笑顔で飲もうって言って飲んだのですが、

不味すぎて全部飲みきれない。



最後は小さなお椀にちょっとずつ入れられ、

わんこ蕎麦状態で渡されながら飲む。




セラピストの鉄の女(みんなでつけたあだ名)が

シャリシャリと音を立てかき混ぜながら早く飲め

という。



私も他の人も半泣き状態で飲んでました。



「フィニッシュ!」って言うと…



「オーケーネクスト」って渡されたのが、この脂っ

こいミルクのような液体。



「えーまだあるの」と思いながら、飲むとさっきの

よりさらに苦い泥水。でも、こちらは量が少なかっ

たのと、上澄みだけでいいとのことだったのでなん

かクリア。



部屋に戻ろうと思ってゆっくり歩くと強烈な吐き

気が襲ってきた。許してくれるならすぐにでもマー

ライオン状態で吐き出したい。でも、ここで吐い

たら今までの苦労が水の泡。出すは出すでも下

からじゃないと意味がない。



近くのベンチで休んでいると、作業員のおじさん

が心配そうな顔をして「パンチャカルマ?」と

言って近づいてきた。「今から祭壇に花を供えに

行くからそこで休んでな」とホールに招き入れて

くれました。



自然体の優しさにほっこり。インドの人は押し

付けがましいところがない。





神聖な雰囲気のホールでシャバーサナ。1時間

くらい経つと吐き気が落ち着いてきたので部屋

に戻りました。作業員の方のご厚意に感謝。



ヴィレーチャナの日は、朝食も昼食も夕方のヨガも

なく、「ただひたすら出す」のが仕事。



このあと明朝まで吐き気に加えて頭痛、倦怠感、

胃痛が続きました。トイレに10回駆け込み、

ベットにいる時間より長かったかも。



食べたくなかったけど、夕飯はうるさく取れと

言われたので、ため息つきながらなんとか食べ

ました。世界には満足な食事ができずに困って

いる人がいるのに贅沢な話ですが。



アーユルヴェーダといえば、多くの人がアジアン

ムード漂う綺麗な部屋でシタールの演奏が静かに

流れ、優雅にッサージしてもらうことをイメー

ジするだろう。言ってしまうと巷のアーユルヴェ

ダは、イメージの良い部分だけを抽出し、一時

的に気持ちよくなる程度に改良されたもの。




しかし、この研究所のアーユルヴェーダは違う。
ここのは癒しのサービスでなく、ガチの治療。
どちらかと言えば辛い。でも、だからこそ肉体

を超えたもっと深い部分にまで効果が及ぶの

と思う。



心の毒素まで排出し、純粋性を高めてくれるのが

カイヴァリヤダーマヨーガ研究所のアーユルヴェ

ーダと言えるだろう。



夕飯を終えて食堂を出ると、心なしか心配そうな

顔をしてワンちゃんが近寄ってきた。人間より人

の気持ちがわかっている。



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