代々木ヴィレッジでお庭つくり
去る11月26日の日曜日、東京代々木
VILLAGEで行われたお庭つくりワーク
ショップVol.12に参加してきました。
代々木VILLAGEは、小林武史氏が
コンセプトプロデュースを担当し、
インテリアデザインをワンダーウォ
ールの片山正通氏、お庭のデザイ
ンを本日指導いただける花・植木の卸
問屋“花宇”5代目、プラントハンターの
西畠清順が手がける商業施設です。
このワークショップは、厳正な抽選のう
え当選者のみが参加できるとあって、
当選メールが届いた時はすごくテンショ
ンが上がりました。（後から聞いた話で
すがかなりの倍率だったそうです）
そんな経緯から、当日は朝からテンショ
ンが高く、新幹線の車窓から見る富士山
にいつもより反応してしまう自分がいま
した。
代々木ヴィレッジに着いたのは早朝の８時。はやる
気持ちを抑えるように受付を済ませて会場へ。
入場パスもかわいい。
早速、現場で指揮を取る親方から庭つく
りのテーマ、手順の説明がありました。
ムーミン映画「ムーミン谷とウィンター
ワンダーランド」と代々木ヴィレッジの
コラボ企画ということで、映画の世界観
をイメージしたお庭にデザインしていく
とのこと。
ワークショップというよりは植え替え作
業。だからこそ日々のグリーンライフで
即使える知識が得られます。
作業に入る前に園内のシンボル「ボトル
ツリー」とコミュニケーション。
その後、ddで購入した長靴のフィット
感を確認しつつ園内を散策。
お庭を代表する植物を見て大興奮。
500年オリーブ
ユッカ ロストラータ
ホソイトスギ
プラントハンター西畠清順が世界中から
集めた植物を写真に収めました。
作業の方は、ポットに植えてある植物を
抜き、台車で移動させ、外に停めてある
大型トラックに積み込んでいきました。
ポットが空いた時点でタイミングで運ば
れてきたトラックいっぱいのもみの木。
と、同時にお待ちかねの真打ち登場。
親方が今までの作業状況を説明。
今、メディアでもかなり取り上げられて
いる、あすなろの木を使った世界一の
称賛・賛同の声が上がる一方で批判の声
もあがっていて、これに対して冒頭、自
分なりの見解を熱く語ってくれました。
この機会に自然や植物との共存、環境破
壊、命の大切さ、命をいただくことで育
まれる豊かさ、感情など、今一度考える
きっかけにしたいと思います。
この後、メディア取材が殺到。関係者の
方が、普段から国内はもとより、世界中を
駆け回っている清順さんを東京で取材で
きるチャンスは滅多になく、ここぞとば
かりに集中しているとのこと。
それでも分刻みのスケジュールの中、時
々現場に来て顔を見せてくれました。
ファンサービスも忘れません。
さて、作業に話を戻します。もみの木を
見た目良く植えられるよう、土嚢でかさ
上げしたり、ポットの隙間を埋めたりし
て、まっすぐになるように下準備。
平行バランスを整えながら植えていきま
す。
うん、いい感じ。
もちろん、地植えの植え替えも手伝いま
した。あの、100年に一度しか咲かな
いという超巨大なアガベの植え替えも経
験！
アガベは花が咲くと枯れてしまう植物。
実は昨年、初代のアガベは花を咲かせ、
惜しまれながら勇退。
アガベ開花の様子はこちらから
これに伴い、新しいアガベの植え替えが
今回のワークショップのメインイベント
でもありました。
葉の先端には硬い針のようなトゲがあり
、刺さると危険。実際に男性の方が頭に
刺さり血を流すアクシデントも。
木と木のスペースを埋める下草。
トゲに刺さらないように気をつけながら
アガベの周りにも植えました。
作業が進むにつれ、意思疎通ができるよ
うになり、作業もスムーズに。
もはや参加者40名が一つのチームに思
えた光景。
まるで森のような代々木ヴィレッジ。
都会のオアシスと言われる所以を肌で感
じながら、植物と触れ合うことで楽しく
、また要所では専門知識をしっかり学べ
るワークショップとなりました。
全作業工程が終わり、楽しみにしていた
ランチタイム。
スペシャルなお庭で食べるカレーは最高
でした。
最後に尊敬する清順さんと。
寄せ植えの多肉植物をお土産にいただき
ました。
この後、東京ミッドタウンに移動して
モエ・エ・シャンドンで乾杯。
口の中で弾けるエレガントできめ細やか
な泡。
豊かな香りと芳醇な味わい。代々木ヴィ
レッジで経験した幸せな時間を思い出し
ながら美味しくいただきました。
イルミネーションされたムーミン谷のお庭。
期間中に仕上がり具合を見に行ってみよう。