借りぐらしのアリエッティ(2010)米林宏昌 | クソまずいカップ麺を求めて

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元々はクソまずカップ麺を探して酷評するブログでしたが、やる気低下中のためドラレコ収集を楽しんでいます。
カップ麺も月一ペースでうpするんで、ご理解ください。
月2ペースに復活が一応目標です。



米林宏昌作品ランキング1位

米林宏昌監督の
メアリと魔女の花 の公開が7月に迫っています
彼の初監督長編 借りぐらしのアリエッティを見直してみよう

美術的な魅力は
小人から見た世界を描くことにあります
つまり身の回りのものが全て大きいわけだ

ガリバー旅行記で巨人の国に行くのと同じことね

例えば人間の両面テープを使って 壁を登るシーンがあるんだけど
我々にとっては 極薄で剥がして使うのにも苦労する両面テープが 小人たちにとっては極厚なんですね
それから小人がお茶を注ごうとすると 一滴がメチャクチャでかいので 一滴だけで小人のカップは一杯になったり
表現が巧みで 発見の楽しみがあります

話がシンプルなので 屋敷の庭の植生の美しさに集中できます
そう タイトルではわかりませんが この作品は 植物のアニメ描写の傑作です
タイトル絵に暗示されてるでしょ


ツッコミどころ
・アリエッティの髪留めは 人間の洗濯バサミを代用してるようだが サイズが小さいのでは?

トレードマークの髪留めだし 渾身のネタとして考えたはずだが サイズの違和感のせいで盛大にスベってます
全編通してユーモアがないことの象徴にすら見える



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