もうすぐ韓国では、日本のお盆休みにあたる
「秋夕(チュソク)」の大型連休(9月30日~10月2日迄)が始まるそうな。
今年は新型コロナウイルスの拡散防止のため、
政府は帰省や旅行などの移動を自粛するよう呼びかけているそうで、
グンちゃんもStay Homeの連休になるのかしら。
秋夕には、日本のお中元のように
親族や取引先などに贈り物をする習慣があるらしい。
私はそのことを
2017年頃のグンちゃんのインスタグラムで初めて知った。
その秋夕の贈答品の写真が、
こちらのデパートではついぞ見かけたことのない
スパム缶の詰め合わせだったので、
なおさら印象に残った。
イギリスのコメディ番組『空飛ぶモンティ・パイソン』の
有名なスパムの歌「SPAM!SPAM!SPAM!」のチープなイメージとは裏腹の、
高級感あふれる箱にうやうやしく納められたスパムの写真は、
韓国ならばなのかとなかなか衝撃的でもあった。
私がスパムを初めて食べたのは
ずいぶん昔、沖縄旅行の時だった。
米国製の缶詰に入ったそれは
えらく塩気が強かった記憶しかなく、
それ以来食べたことがない。(今は減塩スパムもあるみたい)
だが確かにあれはブデチゲにはよく合う具材かもしれない。
いつか兵隊チゲを食べてみたいなー♪
“見かけたことのないもの”で思い出したが、
最近「チャン・グンソク、あどけなさ残る証明写真公開
『テリィ・ヘア』が話題」という記事があって、(→日本語訳記事はこちら )
「テリィ・ヘア」って何?と首を傾げたが、
『キャンディ・キャンディ』の「テリィ」のことだと知ってビックリした。
テリィの髪形っておかっぱだと思ってたけど違うのか。
日本ではすっかり廃れてしまった『キャンディ・キャンディ』が、
韓国では今もなお脈々と語られ続けているとは知らなんだ!
(『女たちの韓流』<山下英愛著、岩波新書 2013>によれば、
韓国に輸出されたアニメ『キャンディ・キャンディ』は大人気を博して、
原作漫画も2004年頃まで出版されていたそうだ)
アンソニーならこういうイメージでしたわ。馬から落ちた男の子でしたよね確か。
なにしろ『キャンディ・キャンディ』は
日本では20年以上前から絶版になっているので、
私は漫画にしろアニメにしろ
全編を通して見たことがないのだ。
したがって、テリィのキャラクターもほとんど知らないし、
「テリィ・ヘア」もあやふやにしか分からない。
ワタシのあやふやなテリィはこういう感じ。ワイルドな?
とりあえず、テリィは
“長髪で愁いを帯びた素敵な男性”らしいです。
よう知らんけど。
愁いはどこにもないが、長髪だもん!
そんなふうに、グンちゃんのSNSから、
韓国にはあって日本にないもの、
韓国にあるのに日本ではもうなくなってしまったものなどを知るのは、
とても面白くて、とても不思議だ。
もちろん、“日本にない”の筆頭は
チャン・グンソクその人。
日本人の私には
全然知らないことも、理解が及ばないところも
たくさんあるけど、
少しずつでも知っていって、
分からないこともそのままに捉えながら
ずっとその歩みを見つめていきたいな、と思う。
とても面白くて、とても不思議な人だから。
(2枚上と最後の写真の間は10年以上経ってるのに、
あまり変わらないのがホントに不思議~!?)
※画像はweiboなどよりお借りしました。