このブログは18歳以上推奨のシチュエーションCDの、あくまで個人的な感想です。

ネタバレしすぎず、でも少しは参考になる程度の感想にしようと思っておりますが、ご興味がない方はスルー願います。

 

 

 

恋する編集者シリーズ 『つよがり。』 CV:四ツ谷サイダー

 

ジャケ絵はなんか昭和臭漂う「恋する編集者シリーズ」ですが(このシリーズは全部昭和レトロだけどこのスーツは正直どーよ)、きっちり書き込まれたシナリオが高評価です。

シリーズの中でももちろん一番お気に入りなのが、この四ツ谷サイダーさんの彼。

 

彼は出版社社長の息子で御曹司。

かたや彼女は両親を早くに亡くした苦労人のフリーライター。

二人は大学の同級生で、学生のころは恋人同士でした。

でも彼は次期社長としての将来が保証されたボンボンですが、彼女は就活も難航。

彼女のほうから別れを言いだし、そのまま二人の関係はフェードアウト。

というのが、きっちり昔話としてトラックに入っています。

現在の彼は四ツ谷さんの中でも落ち着いた大人トーンですが、学生のときは若々しさ初々しさに弾けたお声で演じ分けされていて、さすがだな~、と。

 

で、話は現在になるんですが、数年前に再開した二人は、友達以上恋人未満の関係をダラダラと続けています。

でも彼のほうはちゃんと恋人としてやり直したい。

だから見合い話も断って、何年も彼女一筋に待ち続けている・・・ってどんだけガマン強いいい人なんすか!!!

こんなエエオトコ他にいないよ!待たせちゃダメだよ!!そのうちトンビに油揚げ攫われても文句言えないよ!!!

という気持ちになるってもんです。

 

でも彼女にも彼女なりの、彼にまっすぐ向かっていけない理由があって、それはとてもセンシティブな感情なんですね。

彼はそれをよくわかっていて、辛抱強く待ってくれている。

ああ、なんて素敵なんだ・・・。

そういった心の機微がきっちり書き込まれたストーリーです。

大人向きですね~。

 

もうね、彼のフトコロの広さと、大海原系男子の魅力にあふれたストーリーにじんわりと胸キュンします。

ず~~~っと強がっていた彼女ですが、ちょっとした事故がきっかけで、彼の大切さを自覚して、やっと彼の胸に飛び込むことができるんです。

だから「つよがり」。

あ~~~も~~~よくできてるな~~~。

 

アレシーンは、安心安定の四ツ谷クオリティ。大人です。

適度に強引で、適度に優しくて思いやりがあって、適度にエロくて、でも品があるアレ。

四ツ谷さんって、貴族とか執事とか御曹司とか医者とか若旦那とか、ほんとにこういう育ちがいい系男子を演じたら右に出るものナシ!ですよね~。

声質そのものに品があるからなんでしょうねぇ。

どんなに下品なセリフを言っても、下品にならない、といいますか。

逆にエロいセリフは、余計にエロく聞こえるんですけども(最大級に褒めてます)。

 

ということで、シチュエーションCD、ドラマCDとしてきっちり聞き応えのある作品でございました。

 

ステラワース特典の「夜のインタビュー」(これまた昭和臭がするタイトルですが)は、彼の元に仕事のインタビュアーとして彼女が取材する、という設定。

敬語で仕事する彼に、彼女が萌えるっていうね。

はぁ~~~、幸せだね☆

 

エロ度  :★★★☆☆

糖度   :★★★★☆

ストーリー:★★★★★

 

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