最初から最後まで素晴らしいミュージカル！
演者さんたち全員、圧倒される演技と歌唱力。
クリスティーヌがエリック（ファントム）と出会い、レッスンを受けながらよりオペラが上手くなっていく様子、カルロッタの表現のすばらしさ。音痴なところから旦那とのコミカルな演技は見事でした。
舞台セットは目まぐるしく変わり、本当に地上や地下にいるようで、階段を使っての演出は観ている者をドキドキさせてくれます。
エリックは仮面で心理や感情を表現するのですが、本当に見えない表情が見えるようでキュヒョンの演技が素晴らしいの一言！
どこにもSUPER JUNIORのキュヒョンがいないんです！
まさにエリックでファントム！
切なさも狂気も全てエリックが吐き出した歌は圧巻で鳥肌が立ちました。
エリックの両親の過去をバレエとショールを使って表現したのは、こんな見せかたもあるのだと驚きの連続で、魅入ってしまいました。
両親の葛藤も胸が痛くなります。
クリスティーヌとエリックのささやかな幸せは悲しい形となってしまいますが、いつの間に三時間が経っていたのかと思うほど、最後は放心状態に。
人は誠に様々な理由で生まれてくるでしょう
私はなぜ、よりによってこの地下に住むために生まれたのか
その理由さえ分からなかった
だが、今やっと分かるようになった
私は彼女に救われるために生まれて来たのだと
もう、彼女は私の人生の全てです
この意味が全編を通してやっと分かることが出来ました。
エリックがファントムとして生きなければならなかった理由…
涙なしでは語れません。
本当に素晴らしいミュージカル『ファントム』でした。
感動と興奮をありがとう！
もう一度観たい作品に出会えたことに感謝です！
[画像はお借りしています。ありがとうございます。]