秘密 10 | むらたま SUPER JUNIOR キュヒョンブログ

むらたま SUPER JUNIOR キュヒョンブログ

SUPER JUNIORのキュヒョンと、
ウォンキュが中心のブログです。
たまに東方神起も☆
むらたまとは(むらさきたまご)の略です^^

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※ウォンキュ小説です。
苦手な方はUターンしてくださいね。

























「キュヒョン、キュヒョン大丈夫?」


「ん・・・。」


視界がぼんやりする。


「ソン・・・ミン・・・ヒョン?」


「うん。大丈夫?寝汗酷いけど。」


「ああ。ホントだ。」


額や首にじっとりするほど汗が滲んでいた。


「熱があるんじゃない?
体温計持って来ようか?」


「うん・・・。」


頭がぼーっとする。
いつの間にか外はすっかり暗くなっていた。

あれから僕は何時間寝たんだろう。


「ちょっとシャワー浴びてくる。」


「え?大丈夫なの?」


「うん。」


バスルームに行って熱めのシャワーを浴び、汗を流す。

胃が痛い・・・。

何も食べてないからな。
力が入らないや・・・。

フラフラになりながらシャワーを終えてダイニングへ行き、
冷蔵庫に入っている栄養ドリンクと補助食品を探す。


「キュヒョン、大丈夫?」


「ああ、ミニヒョン。大丈夫だよ。
シャワー浴びたらスッキリしたし。」


「そう・・・。
あの・・・さ。すごく悪いんだけど、
これから僕用事があって出掛けるんだけど、
一人で大丈夫?」


「はは。大丈夫だよ。子供じゃあるまいし。」


「そう?
リョウクヒョンはもう少しで帰って来ると思うけど、
それまで一人でいれそう?」


「大丈夫だって。
寝てれば治るから。」


「うん。・・・分かった。
じゃあ、お大事にね。何かあったら電話して。」


「うん。ありがと。」


そう言って
ソンミンは身支度を整えて出掛けて行った。


栄養補助食品を食べ、ドリンクで流し込む。
味がしない。
胃がまだ受け付けない。
頭が重い。






額に冷却シートを貼り、
ベッドサイドに栄養ドリンクと水を置く。
身体のあちこちが痛い。
僕は再び眠りについた。







「キュヒョナ、キュヒョナ?」


「ん、ん~。」


目を細めるとぼんやり顔が見える。


「汗かいてるぞ。大丈夫か?」


ああ、そうか。
リョウクヒョンがもうすぐ帰って来るって言ってたっけ。


「着替え、した方が良いんじゃないのか?
これでいいのか?」


「うん・・・。」


まだ眠い目をこすりながら
働かない頭で適当に返事をする。


「ほら、キュヒョン。背中拭くから後ろ向いて。」


「・・・あ。」


背中に手が触れた瞬間、
リョウクヒョンじゃないことに気付いた。


「シ・・・ウォン・・・ヒョン?」


「ああ、そうだよ。何だよ今さら。
分からなかったのか?」


「シウォン・・・ヒョ・・・。」


「え?ええ?」


キュヒョンの目からボロボロと涙が落ちた。


「キュヒョナ、大丈夫か?どこか痛いのか?」


ああ、夢か。夢なんだ。
シウォンヒョンがここに居るはずがない。

そうか。
これは神様が僕にプレゼントしてくれた夢なんだ。


「シウォンヒョン、会いたかった・・・。」


「キュ・・・。」


僕はシウォンヒョンにそっとキスをした。


「シウォンヒョン。シウォンヒョン。」


僕の中で何かが弾けた。
シウォンヒョンに無我夢中で抱きつき、荒々しくキスをする。


「キュ、キュヒョナ。」


「お願い・・・。」


シウォンヒョンの首に手を回し、
そのままベッドへ誘う。


「キュヒョナ、ここ宿舎・・・んんっ。」


「ん・・・。」


僕のキスにシウォンヒョンが応える。


「もっと・・・。
もっとギュってして・・・。」


シウォンが愛おしそうにキュヒョンを抱きしめる。


絡み合う舌と舌。

漏れる吐息。

汗ばむ躰。

重なる手と手。

徐々に激しくなる息遣い。

ほんのり赤みを帯びた頬。




そして・・・蜜の音。




「キュヒョナ・・・。
やっぱりここじゃマズい。声だって・・・。」


「僕が・・・ほしくないの?」


「え?」


「僕はヒョンがほしいよ。」


「キュヒョナ。」


「あっ。」


シウォンは抑えが効かなくなって
キュヒョンの躰の中に自分自身を埋める。


「んんっ。」


「キュヒョナ、声。」


シウォンの手が
キュヒョンの口を優しく塞ぐ。


「少し・・・我慢して。」


「ん。ふっ・・・。」


シウォンヒョン・・・。
もっと。もっと。
壊れるまで僕を抱いて。

もっと、激しく強く。




僕を・・・


めちゃくちゃにして・・・。















つづく。














[画像はお借りしています。ありがとうございます。]