※ウォンキュ小説です。
苦手な方はUターンしてくださいね。
いつの間にか空になってしまったワイン。
さすがに飲み過ぎたせいか、一気に飲んでしまったからか、
頭がクラクラしてきた。
「おい、キュヒョナ大丈夫か?」
シウォンは心配そうにキュヒョンの顔を覗き込んだ。
キュヒョンは壁にもたれ掛かって目を閉じていた。
「さっきトイレから戻って来て、
いきなり一人でワインを一本空けちゃって。
今こんな状態だよ・・・。
俺、こんなキュヒョン初めて見た。
タクシー呼んで送って行くよ。」
「いや、チャンミナ。キュヒョンは俺が車で送るよ。」
「でも、お酒飲んでるんじゃ?」
「今日は自分の車で来たから、飲んでないんだ。」
そう言うとシウォンはキュヒョンの手を引いた。
「じゃあ、お願いしていいかな?この後行く所があるんだ。」
「ああ、分かった。こっちは大丈夫だ。
ほら、キュヒョン帰るぞ。」
キュヒョンは言われるがまま立ち上がり、
シウォンと一緒に店を後にした。
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初めて来たシウォンの部屋。
何もかもセンス良く飾られていて
僕の部屋とは大違いだ。
「キュヒョナ、ごめんな。宿舎のほうが良かったか?
俺のマンションの方が近かったから。」
「いや、大丈夫。」
「シャワー浴びて来いよ。無理そうなら着替えだけでも。
ほら、これに着替えて。」
「う・・・ん・・・。」
「キュヒョナ?本当に大丈夫か?」
シウォンは家に着いてから一度も目を合わせない
キュヒョンが心配になった。
「キュヒョナ?」
キュヒョンを心配そうに覗き込むシウォン。
その優しい声を聞くと
キュヒョンはさっきの彼女のことを思い出した。
彼女にもこんなに優しく声をかけるの?
彼女のことも心配したりするの?
彼女とはどんな関係?
なんでこんなことを考えてるんだろう。
シウォンヒョンは誰にでも優しい。
それは分かってる。
なのに・・・。
この苛立ちは何なんだ?
「・・・シウォンヒョンて、
男が好きなの?女が好きなの?」
自分でも馬鹿な質問をしてるって分かってた。
分かってたけど・・・。
止まらなかった。
つづく。
[画像はお借りしています。ありがとうございます。]