​22歳から15年目を迎える日常を語ったブログです。ほぼ毎日更新しておりますピンク音符
(非公開記事を順次公開に戻しております。)

会社員時代、恋愛、婚活…を語って来て
36歳になってようやく結婚、出産!
今は育児について語っておりますミルク



産褥0日目。生後0日目。

産んだ日は1日目ではなく、
0日目と呼ぶそうです。
知らなかったー。

朝9:30頃に出産した私は2時間で
会陰部の縫合や導尿、
主人と息子と写真を撮ったり
助産師さんにたくさん撮ってもらったり。
分娩室で2時間ゆっくりする時間があると聞いていましたが、寝れると思っていたら興奮で全く寝れず。
あっという間に2時間が経過していました。


助産師さんが11:30頃にやって来て、
車椅子に移りました。


(確実に2人目が妊娠出産できるとは限りませんので)
最初で最後の出産かもしれないし!
と思い

私「分娩室撮影しても良いですか?」

とお聞きしましたが却下されました知らんぷり


車椅子に乗ってる間、
想像もしないくらいの激痛が腰に残っていました。

陣痛や出産の腹部痛ではなく
確実に骨の痛み。
味わったこともないくらい打ち砕かれたような痛み。

座っているだけにも関わらず痛すぎて、
肘置きの左側にもたれるくらい激痛で、
2時間57分で産んだので3時間前と比較し、産後の身体の変化に驚きました。


分娩室を出ると、
「おめでとうございます。」

とナースステーション前でたくさんの助産師から声をかけられました。

外来でお世話になった助産師さんらしき方から、
「痛みがわかって良かったですね!おめでとうございます。」

と外来時に痛みに強く陣痛に気付けるかわからないことを相談していたので、そう声をかけてもらえました。


…陣痛の途中からメガネをかけておらず
全く誰の顔も見えていなかったのです。


ナースステーションの前で、主人とは一旦お別れです。
病院の決まりで面会時間が決まっているため、
陣痛から分娩まではずっと側にいてもらえますが、
出産すると通常の面会時間にしか会ってはいけません。


簡単に会話をしました。

私「今日は母子同室じゃないから、新生児室見て帰ったら?」

主人「うーん、そうだね。」

私「またあとでLINEするね!」


主人とはバイバイして
そうして病室まで車椅子で助産師さんに送ってもらいました。


助産師さん「窓側がいいですか?」

私「どこでもいいです。」

入口入って左側の、窓側ではないベッドに決まりました。


パパッと助産師さんがお産後の入院セットから
色々取り出して説明をしてくださいます。

助産師「こちらがナプキンのようなものです。悪露がたくさん出るので、頻繁に交換してください。その際のスポイトと濡れコットンです。
こちらは後で説明しますので、トイレに行きたくなったらナースコールでお呼びください!」

そう言いながら、コットンの箱を開けて中の物を取り出しやすいように箱の中に蓋を折り込んだり、横にスポイトと産褥用ナプキンを床頭台にセットしてカーテンを閉めて出て行かれました。


いよいよここからが初めての入院生活の始まりです!


まず入院セットを荷解きして
オーバーテーブルや床頭台に並べて、
ある程度済んでから座りたくなりました。

ベッド周辺には
オーバーテーブルと床頭台、
椅子と円座クッションと呼ばれる視力検査の上が開いたような形の固めのクッションがありました。


円座クッションの説明を受けなくても、
きっと産後は誰でもこれに座りたくなるんだろうな
と思えるくらい陰部が痛みます。


私の場合、会陰切開と縫合の痛みは麻酔が切れていないのか、それ以上に腰部の痛みが増していたからなのかわかりませんが、
とにかく仙骨が痛くて痛くて座るのが精一杯なんです。

それくらいに仙骨が痛い。
痛いってちくちくレベルではありませんでした。
前に進むにも、歩幅が10cmくらいになり手すりを持って歩かないといけないくらいの打ち砕かれたような痛みで、
(お産って後がこんなに大変なのは高齢出産やからやろうか?)
ととにかく仙骨が痛いのです。
(こんなに痛いって知らんかったし)
と産んでみてから初めてわかることだらけ!


円座クッションをベッドに置いて
座ってみたり、痛くて立って座り直したり。


そんなことを10分ほどしていたら、
速攻で昼食が到着しました。
朝食が摂れず出産に進んだので嬉しくてワクワクしながら、蓋を開けました。全ての食器がプラスチックで蓋が付いていました。


開けてビックリ玉手箱プレゼント!

これだけ!?お弁当ポーンハッ


…たったこれだけ??


ご飯とおかずの量が合ってないんです。
こんなに大量の白ごはんをどうやって食べろと…。
おかずはチョロっと盛られているのが2、3品あるのみ。
お味噌汁もお茶も少量。

お茶なんか2口ほどで、コップの半分ほどしか入ってないんです。
(入院生活の食事全てにお茶がついていましたが、量にばらつきがあり1番少ない時はコップ3分の1ほどでした。)


あっという間に完食。
食事に期待はしておりませんでしたが、心のどこかで期待していたのでしょうね…。けれどこういうものかと納得しました。


産褥0日目、生後0日目は
母子同室ではなく新生児室で預かられるので、
1日のんびり。


破水だと思って早朝に来たら間違いで帰らされそうになった途端に、いきなりの出産!
という一気にお産だったのでアドレナリン全開だったのか、寝てないのに眠くないんです。


とりあえずブログを書いて暇つぶし。
それでも暇なんです。


それもそのはず…


私「今病室のベッドやねんけど、4人部屋やのに1人ぼっちやねん。」

主人「〇〇ちゃんの他全部空きベッド
ってこと?」

私「そうそう!
個室希望されますか?
って聞かれたし、
誰かいないと寂しいので大部屋希望ですって言ったのに。笑」


と主人にLINEで送ったんですが
これには驚きました。

褥婦さんが私だけというわけではなく、
大部屋がいくつもあり1人1部屋使いができるくらいお産数がここ数年でコロナの影響もあり減っているそうです。もちろん個室にも褥婦さんがいらっしゃいましたので、おそらく私のときは入れ替わり立ち代わりで常時5名の産後ママはいたと思います。

個室料金意味ないやん笑い
お得やん!

って思っていました。


ただ結婚して引っ越してから友人がおらず1人ぼっちなので、
できれば仲良くなれなくても、誰かが同部屋にいるって感覚は欲しかったです…。


ただ、初日だからか予告もなく突然やってくるんですね、助産師さん。
入れ替わり立ち替わり6日間で全助産師さんに会ったんじゃないかと思うほど頻繁にご挨拶に来てくださいます。ですので寂しくはありませんでした。

血圧、体温に加え、
食事は完食か、
尿意や便意の有無、
排尿と排便の回数、
会陰切開と縫合をしているため、会陰部の奥でドクドクした感覚はないか
を尋ねられました。


来る人、来る人が「ドクドク」を聞いてくるので、もしドクドクしていたらどうなのか尋ねると…


助産師「もしドクドクした感覚があると血腫があるということです。手術することになります。」

そりゃまた大変だ!!
けど今の時点で無いし大丈夫だろうと思っていました。それにアドレナリン全開で動きたいし。


その会話だけで助産師さんが去ってくれると思っていたら大間違いでした。
腰が砕けるほど痛くて、円座クッションに座るのもやっとなのに、

助産師「子宮底の位置と悪露を確認したいので寝てください。」

と言うんです。
初回は2名の助産師さんで、息子を取り上げてくださった2名でした。


仰向けでゴロンとなるのも腰が痛すぎて、ゆっくり。ベッド柵を駆使してなんとかベッドの頭側まで移動してから仰向けへ。
ついさっきまでお腹が大きかったので妊娠中は仰向けが辛かったのに、あっさりと仰向けになれることは嬉しい反面、こんなに腹筋が衰えていたのか!と実感するくらいベッド柵を持って寝たり起きたり。


足を曲げて、悪露を確認されるのですが
ついでに会陰縫合の痕も確認されていました。

私ケロイド体質なんです。
それできっと縫合後に腫れていたからでしょうか、

ベテラン助産師「ほら大丈夫。腫れてただけやん。」

若い助産師「…はい。」


怖くて見てもなければ、触ってもいませんが、
会陰部が触らなくても実感するくらいぷっくぷくに膨らんでいるのです。

やはり助産師という仕事関係なく、女性同士、そういう些細なところも心配してくださることが嬉しかったのですが、

当の本人である私は頭の中で
(もう1人産めたし、ずっと膨れたまま治らなくても別にいいや。)
と、おばちゃんモード全開。そういうのは割り切ります。


とのほほんと考えていると悪魔の時間がやって来ました。

悪露を出すために、グリグリ小さな円を描きながらお腹を頭側からお尻側に向かって押されるんです。目的はお腹に溜まってる悪露を出すためなんですが、これが最強に痛いし気持ち悪い。

(なんで産後の方が辛い思いするんやろ。)

陣痛や分娩が終われば、元通りと思っていたのに
陣痛や分娩の痛みなんか序の口で腰もお腹のグリグリも失神するかと思うくらい痛いのです。

そのとき色んなお母さんをされている芸能人の顔が一気に思い浮かびました。
(ああやってニコニコしている方も、この痛みに耐え抜いたのか…)
街で見かけるお母さんたちも、こんなに産後の方が辛い痛みに耐えていたのか。


そんなことが頭に浮かんでいました。


助産師さん「順調ですね。問題ないです。もし会陰部がドクドクするようでしたらナースコールを押してください。あと、1回目のトイレは付き添いますので、産後動けると思っても身体はボロボロになってますので遠慮なくナースコールを押してください。その際にこちらの使い方を説明します。」


順調なのは良かったです。
スポイトと濡れコットンについて説明があることを告げ、助産師さんは去って行きました。


(暇やな。赤ちゃん産んだのに同室じゃないから声聞こえへんし、暇やなー。)


私「とりあえず痛い。
私お産何度でも耐えれるけど、産後のお股の痛みは無理やわ。」

暇すぎて主人にLINEするものの、
病室がシーンとしていて暇なので
特に尿意も便意もありませんでしたが早速お手洗いへ行ってみることにしたんです。


ナースコールで助産師さんを呼んで、スポイトと濡れコットンの説明を受けます。

まずスポイトに水を満杯に入れて、それで勢いよく洗い流して、濡れコットンで会陰部に気を付けながら拭きます。
要するに、ウォシュレットと同じ要領で悪露を流すそうです。
そのあとにぶら下がっているビニール袋に捨ててゴミ箱へ捨てておいてください。
という内容でした。


悪露は長くても2か月続きます。つまり生理の血が2か月続きます。
その初日なのですから、ドバドバ出ている血を流しても流しても次から次へと出てくるのです。
しかし蛇口はトイレの外にしか無く、満杯のスポイト一杯分だけでなんとか洗わないといけなかったんです。

そして生理用ナプキンの四角くてフワフワバージョンの産褥用パットを下着にあてて完了!




痛い腰に手を当てて前屈みになって、まるでおばあちゃんのような姿勢でベッドに戻りました。

帝王切開じゃないものの、一応会陰切開と縫合をしているので術後合併症があるかないかわかりませんが、極力動くことに決めてその後も何度もお手洗いに行きました。が、特に尿意も便意も無いので悪露を洗い流すだけで終わってました。


次の記事で語りますが、助産師さんからは出産の興奮で疲れているので寝てくださいと言われるものの全く寝れず。出産が朝だっただけに昼食後や夕方になっても眠気が起きず、主人や友人とLINEをする以外暇すぎて、ブログを書こうと思い書いておりましたが、集中力が途切れて今まで通りに書けないんです。


寝れへんし暇やし。
やることがないので、入院説明書に書かれていた「さらし」をどう利用するのかわからず、さらしをもってナースステーションに行ってお聞きすると…


助産師「腰が痛い場合に巻くのですが、今では使っておりません。それとお腹の様子を見させていただきたいので、毎回巻き直しが大変なのでせっかくご準備くださったのは申し訳ないんですが…。」

と言われてしまいました。

おーい!あの入院説明会の冊子古すぎるやん!
いらん荷物増えたやん!


主人にさらしがいらなかったことの報告とあまりに痛い腰を保護するために
トコちゃんベルトを持って来てもらうように伝えました。


(続きます。)