体というのは、不思議です。
楽なほうにはいくらでも曲がるけれど、
苦しいほうには曲がりません。
曲げようとすると、緊張して体はかたくなります。
前屈が苦手な人が、がんばって前屈しようとすると、体が緊張してかたくなるので、
無理に続けていると、体を痛めるということがありますが、
ひざを曲げたりして、体が緊張しないように気をつけながら自然に体をのばしていくと、
思いがけず大きくのばせたりするものです。
わたしたちの体は正直なもので、
苦しいことをさせようとすると緊張して、しないようにと抵抗します。
楽なことはできるけれど、苦しいことはできないようになっているのです
ですが、わたしたちの心は必ずしもそうではありません。
人間には、他の動物にはない「理性」と呼ばれる思考があって、
「やるべきだ」と追い込めば、苦しくても、つらくてもそれをすることができてしまいます。
思考の声に従うと、わたしたちはどんどん苦しくなります。
ひとときは、快楽をもたらしてくれることもありますが、それは同時に失うことの苦しみも同時にもたらすからです。
そしてその思考は、暴走すると自らの肉体を死に至らしめることさえあるのです。
理性という名の心のブレーキは、いつもわたしたちの感情をコントロールしています。
そして、結局は苦しい方向へとわたしたちを押しやります。
理性のブレーキはどのように、働くのでしょうか。
たとえば彼を束縛したいという感情があったとします。
「何度も電話をかけたい」
それをあなたの理性は、
「そんなことをしたら嫌われるよ」と囁きかけます。
そして、あなたは電話をかけるのをやめます。
あなたは、彼の声を聞きたいという強い思いをもったまま、それを我慢するという苦しみを自分に課すことになるのです。
そうしたら、どうなるでしょう?
彼との関係は、表面上変わらないかもしれません。
ですが、あなたの中は、苦しみでいっぱいです。
すると、「彼のとの関係がつらい」という気持ちが募って、
潜在意識が彼との関係がうまくいかない方へすすめてしまいます。
あなたの気持ちとは、裏腹に。
では逆に、理性のブレーキをかけなかったとしたらどうでしょう?
あなたは、衝動に駆られて電話をします。
彼がそれを喜んでくれたなら、そのまま一件落着です。
もし彼が迷惑だと思ったら「かけないで」というでしょう。
それが口論になることもあるでしょう。
つまり、はっきりと問題が表面化するということです。
そうすれば、対処するしかなくなります。
パートナーをあなたの思い通りの人に変えるか、
あなたの思いを変えるかです。
つまり、
あなたが、電話をするのを喜んで受けとってくれるパートナーを選ぶか、
あなたが「彼が迷惑だと思っているのに、彼に電話したい」という気持ちに対処するかのどちらかしかありません。
あなたがもし彼のことが好きで、その彼とうまくいかなくなる現実をみたら、
「この人は無理」と思うか、
「電話をかけないと不安」というあなたの中の気持ちに対処しようと本気で思えるか、
あなたの気持ちがはっきりわかるでしょう。
そうすれば、必ずあなたは、しあわせな方向へと一歩を踏み出すことができます。
理性のブレーキは、そこに確かにある問題をみないようにさせて、結論を出すのをただ止めているだけなのです。
思考とは、わたしたちのいのちに寄り添ったものではありません。
ですから、しあわせとは違う方向に思考はわたしたちを運んでいってしまうのです。
だから今日は、あなたがもし理性のブレーキをかけていたとしたら、
「やりきってみる」ということを意識してみましょう。
理性ではなく、あなたのハートのメッセージに従っていくと、あなたが本当に望む方向へと導いてもらえます。
もし、「本当にやってみる」のが怖かったとしたら、
やりきっている状態を感じてみるのでもいいでしょう。
そのとき、あなたはどう感じていますか?
頭ではなく、ハートで感じてみてください。
問題をみないようにしていては、解決することはできません。
そこにあるのは、あなたがしあわせへと進むためのステップです。
踏みださなければ、みえないものがあります。
だから、恐れずに踏み出していきましょう。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。
今日もあなたにすてきなことが、たくさん起こります☆
感謝をこめて。
☆じぶんらしく、輝きたい方、「イルカの写真」をクリックしてくださったみなさまに、虹の光のヒーリングエネルギーを送ります☆
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