リオリンピック金メダルへの執念
吉田沙保里4連覇ならず、銀メダル。
一位じゃなきゃダメなんです!日本の主将として金メダルを取らなくては
いけないのにごめんなさい!!
・・・そんなことはないって!!
あとは涙、涙。
よほどのプレッシャーがあったのだろう・・・。
主将に決まってから金メダルを取って当然みたいになった。
並々ならぬ練習をしてきたプレッシャーから解放された安堵感が涙に変わった。
晴れ男は偉そうにそう分析した。
吉田沙保里選手!お疲れ様でした。夢をありがとう!
そんな執念を見せられたその試合に晴れ男は、自分を当てはめてみた。
・・・ちょっと!吉田選手がいい迷惑だ!ラベルが違うぜ!
確かに!おっしゃる通り!!
しかし、晴れ男もテニスに対して執念がある!
あのチラリズムが見たくて中学校のテニス部に入部した動機。
動機が不純な上、練習嫌いでボール拾いの毎日。
・・・俺は何やってんだ??ボール拾いにテニス始めたのか?
違うだろう!黄色い声の声援を受けたいんじゃなかったのか?
当時、先輩方の中にズバ抜けた選手がいて、それはそれは女子に大人気!
・・・・・よ〜〜し!俺も上手くなってやる!!!
それからというもの、気が狂ったように素振りをはじまた中学一年生の晴れ男少年は・・・続く。