まず、タイトルが秀逸!

これだけで8割ストーリーは完結してますね口笛


主人公は鎌倉で一人暮らししている75歳の晴恵(鎌倉が実家なんて羨ましい)。

ある日、人間ドックの結果から癌が見つかり、余命宣告を受けたことから終活を意識し出す悲しい


そんなとき、疎遠気味になっていた一人息子の達彦が、

「俺、離婚することにしたから。今日からここに住むわ」

と帰ってきて、数十年ぶりに息子と2人の同居生活が始まるアセアセ


なんとなくしんみりした話しになりそうなテーマですが、軽やかにテンポよく、ユーモアたっぷりに描かれているので悲壮感はありません。

サラッとよめて、最後はちょっぴり感動できるエンタメ作品ですニコニコ


母と息子。

普段どんなに険悪になったとしても、本心にはお互いを想い合う気持ちが隠れてて。

年齢を重ねても変わらない親子の愛に、

心がほっこりしました爆笑


この本と一緒で、うちも弟が数年前に出戻り汗うさぎ

母と二人暮らしになったので、同居の際の戸惑いとか、面倒くささは、母から聞いて実感してます。

でも、やはり母が1人じゃない安心感はありますよね。遠く離れてるので、尚更。

弟はどう思ってるかわかりませんが、弟には感謝です(^^)


それにしても75歳って後期高齢者になるなんて知らなかった。文字だけでみたら、かなりお年寄り感があるけど、今の75歳はハツラツとしてる方多いですよね。うちの母も75歳ですが、めちゃくちゃ若い!

今の方が人生を楽しんでる感じで、娘としては嬉しい限りキラキラ


読み物としての面白さと、人ごとじゃないハナシで複雑な気持ちになった一冊でした乙女のトキメキ