前回に続き、債権者代位権が行使できないパターンについてです。

できないパターン その3

主たる債務者が自ら権利を行使したらバツブルー

 


例えば、

Bが自ら請求したらAは、債権者代位権を行使できません





言い表し方的な話

Bが請求したら、「Bは請求権を行使した」と言えます。

 

 

請求権」というのは、請求する権利のことです。
「せいきゅうけん」と読みます。

Bが請求権を行使したら、「Bが権利を行使した」と言えますね。

よって、

請求したら、

「権利を行使した」

と言えます。

 

 

「主たる債務者が自ら権利を行使したら債権者は、債権者代位権を行使できない」……というルールになっています。

Bは、自ら請求しました。

Bが自ら権利を行使しましたので、
Aは、債権者代位権を行使できません

主たる債務者が自ら権利を行使したら、債権者が債権者代位権を行使することはできません

 

 

では、今回は以上です。

次回も債権者代位権の要件について話します。

お疲れ様でした。