「ぼくはイエローでホワイトでちょっとブルー」 | リベラルアーツの精進と実践の日記

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通算97か国訪問し農村・スラムから先端企業徹底取材。世界情勢、歴史、哲学、アート、テクノロジー、ビジネスを繋げ、世界の行方を思索する。

ブレディみかこ著「ぼくはイエローでホワイトでちょっとブルー」を読みました。

 

二つの人種、民族の血が流れるぼくの行動や経験を通じて、多くのことが学べます。

 

・英国の底辺校では白人の比率が高く、東洋人はいじめられる。カトリック系の方が多様性に富んでいる。

 

・英国にはピュアな公営住宅がほとんど存在しない。80年代にサッチャーがほとんどを払い下げたからだ。

 

・多様性がないと楽であるが、無知になる。

 

・English からBritishさらにEropeanとアイデンティティが拡大されてきた。

 

・誰だってアイデンティティが一つということはない。

 

・シンパシーは感情、エンパシーは知的作業。

 

・英国の公立小学校は保護者のボランティアで成り立っている。

 

・最近の英国では、orientalが差別語になっている。

 

深い話が多いですね。

 

ベストセラーになることもよくわかります。こんな本が売れていること自体嬉しいです。