日経のFT買収が成功するには | リベラルアーツの精進と実践の日記

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通算97か国訪問し農村・スラムから先端企業徹底取材。世界情勢、歴史、哲学、アート、テクノロジー、ビジネスを繋げ、世界の行方を思索する。

最近よく見るようになったテレビ東京のワールドビジネスサテライト。

その中で緊急ニュースとして飛び込んできた「日経のFT買収」。

久々に声を出して驚いたニュースでした。

BBCやNew York Timesの論評は、

・1600億円という買収額が高すぎるので日経はよく買ったな

・日本メディアは政府や企業に甘いので日経の影響力がFTに及ぶのが心配

というもの。

日本のメディアは政府や大企業寄りということで一段低く見られています。
(ちなみに大企業よりというのは大企業の不祥事に甘いということで、企業自体の発展を支えることは大事と考えてます)

しかし、日経は売上規模が大きいので買収ができたのです。

日本企業が欧米企業を買収した場合、シナジーが出ないことが多いと言われます。

任せるという名目で結果として何も変わらないことを容認するのです。

では、シナジーを出すにはどうしたらよいか。

私はFTの辣腕ジャーナリストを複数日経本社の取締役に抜擢して、政府よりの日経の論調を変えるべきでしょう。

当然取締役会議は英語ですべきです。

FTの力で日経が変わるべきなのです。